『TWENTY ONE』の2曲目は【IF I SHOULD LOOSE YOU】(以下【イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー】)。

 【イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー】は『TWENTY ONE』の特徴ズバリで,前半は「何だ普通の演奏か」と思ってしまったのが不覚。
 中盤からは【イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー】の形を借りたアドリブ・ショー。

 ジェリ・アレンがテーマを弾かないのは当然としてトニー・ウィリアムスの大爆発は,スタンダードの【イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー】としては異色極まりない。
 ジェリ・アレンの【イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー】をどう批評するかがジャズ批評家には試されている。問題作の1つである。

 
GERI ALLEN : Piano
RON CARTER : Bass
TONY WILLIAMS : Drums

TWENTY ONE-1
Twenty One
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秋田慎治 『フィクション