『INTO SOMETHIN’』の3曲目は【PARIS EYES】(以下【パリス・アイズ】)。

 真っ白な譜面に,オルガンジャズの新色のインクで書き上げた【パリス・アイズ】こそがラリー・ヤングオルガンジャズの真骨頂!
 ズバリ【パリス・アイズ】とはオルガンジャズの“バンド・サウンド”である。

 テナーサックスギターオルガンのような音を発して同色系のモチーフを紡いでいく。サム・リヴァースにしてもグラント・グリーンにしても,ラリー・ヤングのバッキングを意識しながらのロング・ソロで次第にトーンを合わせていく。

 「王者の風」を吹かせていないオルガンが,実は「真の王者」であることを裏付ける大名演であろう。この発見は相当凄いぞ,ラリー・ヤング

 
SAM RIVERS : Tenor Saxophone
LARRY YOUNG : Organ
GRANT GREEN : Guitar
ELVIN JONES : Drums

INTO SOMETHIN'-1
into somethin'
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