『INTO SOMETHIN’』の4曲目は【BACK UP】(以下【バック・アップ】)。

 【バック・アップ】はイントロでテーマをラリー・ヤングがメインに繰り返して,すぐにラリー・ヤングオルガングラント・グリーンギターサム・リヴァーステナーによるソロ廻しへと流れる構図。

 特に称賛するようなアドリブはないのだが,個人的にはサム・リヴァーステナー
ソロが好きでよく聴いている。

 それで【バック・アップ】のラストで再びテーマ部のユニゾンに戻るのだが,このユニゾン部が始まるとちょっとした違和感を覚えてしまう。
 どうしてユニゾンの際のギターテナーの音量を絞るのか? これが3人の音量が揃っていれば陰影クッキリのオルガン際立つ名演入りしたであろうに…。

 
SAM RIVERS : Tenor Saxophone
LARRY YOUNG : Organ
GRANT GREEN : Guitar
ELVIN JONES : Drums

INTO SOMETHIN'-1
into somethin'
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残りの者が帰還する(エズ1:1-3:6)
秋吉敏子 『トシコ,旧友に会う