『IN SANFRANCISCO』の1曲目は【HANGIN’ OUT】(以下【ハンギン・アウト】)。

 「手に汗握る」つばぜり合いの【ハンギン・アウト】。辛島文雄のアルバム中,一番力感のこもったピアノトニー・ウィリアムスの頭を必死で抑えにかかった証し。【ハンギン・アウト】は辛島文雄が負った「スネの傷」のような楽曲なのだと思う。

 トニー・ウィリアムスドラムは,辛島文雄の「伴奏役」を止めたフロントマンの如くドラムソロを叩いている感じ。
 しかし激しく叩きまくっているのに全くうるさく感じない。トニー・ウィリアムスと【ハンギン・アウト】のサビが完全シンクロしている。

 
FUMIO KARASHIMA : Piano
TONY WILLIAMS : Drums
PETER B. BARSBAY : Bass

IN SAN FRANCISCO-1
IN SAN FRANCISCO
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