『IN SANFRANCISCO』の2曲目は【IT COULD HAPPEN TO YOU】(以下【イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー】)。

 【ハンギン・アウト】の直後のトラックなので身構えていたら,サラッとした演奏だと聴こえがちだが,いえいえどうして…。
 【イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー】も骨のあるスタンダード辛島文雄の「本領発揮」というところ。

 ブロック・コードを決めながら演奏が進んでいくが辛島文雄の繰り出す「大技小技」にエルヴィン・ジョーンズがタムとシンバルで強弱を加えていくものだから,もう参った。

 大好きな【イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー】なのに,サラッとしたテイストの演奏なのに,とんでもないスイング・ナンバー。メロディーの良さ以上に演奏の良さの方を強く感じる。

 
FUMIO KARASHIMA : Piano
TONY WILLIAMS : Drums
PETER B. BARSBAY : Bass

IN SAN FRANCISCO-1
IN SAN FRANCISCO
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祭司職を清める(エズ9:1-10:44)
秋吉敏子 『THE COUNTRY & WESTERN SOUND OF JAZZ PIANOS