『CLIFF CRAFT』の2曲目は【SOUL−LO BLUES】(以下【ソウル・ロー・ブルース】)。

 【ソウル・ロー・ブルース】は,いかにもなソウル・ナンバーでありブルース・ナンバー。つまりはジャズブルース
 これは概ね,ソニー・クラークのシングル・トーンのピアノジョージ・タッカーのゴツゴツとしたベースの働きが大きい。

 ジャズブルースにつられたクリフ・ジョーダンは,何だか吐息交じりの泥臭い演奏であり,これがまたビビットくるくる!

 問題は3分21秒からのアート・ファーマートランペットソロだが,これって『COOL STRUTTIN’』に出てくるようなトランペットソロではないですか? アート・ファーマーソニー・クラークと共演すると,決まって同じ傾向のトランペットソロになるのはなぜ?
 そんな疑問を感じつつも【ソウル・ロー・ブルース】を『COOL STRUTTIN’』の第5のトラック気分で楽しんでおります。

 
ART FARMER : Trumpet
CLIFF JORDAN : Tenor Saxophone
SONNY CLARK : Piano
GEORGE TUCKER : Bass
LOUIS HAYES : Drums

CLIFF CRAFT-1
CLIFF CRAFT
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神はヨブに答えられる(ヨブ38:1-42:6)
秋吉敏子=ルー・タバキンビッグバンド 『すみ絵