『CLIFF CRAFT』の4曲目は【CONFIRMATION】(以下【コンファメーション】)。
個人的にはチャーリー・パーカー代表曲であり,矢野沙織を知ることになったアドリブ・ナンバーということで,聴き所は高速テクニカル・チューンとしてのテクニック志向にあると思うのだが,クリフ・ジョーダンの【コンファメーション】は,そんなの全然気にならない。一気に駆け抜ける感じの名演である。
ミディアム・テンポの【コンファメーション】ゆえに,逆に手癖や技巧面の誤魔化しがきかない。「分かっちゃいるけどできないコンファメーション♪」を地で行く難曲のはずなのに,細やかな部分でも決してぶれることのないクリフ・ジョーダンの確かな技量とメロディー・センスで“ノリノリ”である。
いかにもハード・バップ風な洗練された【コンファメーション】に,クリフ・ジョーダンのおおらかな個性が映し出されていると思う。
ART FARMER : Trumpet
CLIFF JORDAN : Tenor Saxophone
SONNY CLARK : Piano
GEORGE TUCKER : Bass
LOUIS HAYES : Drums
神の裁きと祝福(ヨブ42:7-17)
秋吉敏子=ルー・タバキンビッグバンド 『フェアウェル』
個人的にはチャーリー・パーカー代表曲であり,矢野沙織を知ることになったアドリブ・ナンバーということで,聴き所は高速テクニカル・チューンとしてのテクニック志向にあると思うのだが,クリフ・ジョーダンの【コンファメーション】は,そんなの全然気にならない。一気に駆け抜ける感じの名演である。
ミディアム・テンポの【コンファメーション】ゆえに,逆に手癖や技巧面の誤魔化しがきかない。「分かっちゃいるけどできないコンファメーション♪」を地で行く難曲のはずなのに,細やかな部分でも決してぶれることのないクリフ・ジョーダンの確かな技量とメロディー・センスで“ノリノリ”である。
いかにもハード・バップ風な洗練された【コンファメーション】に,クリフ・ジョーダンのおおらかな個性が映し出されていると思う。
ART FARMER : Trumpet
CLIFF JORDAN : Tenor Saxophone
SONNY CLARK : Piano
GEORGE TUCKER : Bass
LOUIS HAYES : Drums
神の裁きと祝福(ヨブ42:7-17)
秋吉敏子=ルー・タバキンビッグバンド 『フェアウェル』