『ETERNAL AFFECTION』の1曲目は【SPHINX】(以下【スフィンクス】)。

 川嶋哲郎テナーサックスソロで始まる【スフィンクス】だがイントロが迫力不足。
 【スフィンクス】の本当の始まり,もっと言えば川嶋哲郎ソロ活動のキャリアの始まりは44秒から入ってくるリズム隊の「高鳴り」からである。川嶋哲郎テナーサックスの空間を埋めるケニー・バロンのバッキングの響きにゾクゾクしてしまう。

 川嶋哲郎が中だるみする中でアキラ・タナドラムルーファス・リードベースの動きが素晴らしい。流石は「TANAREID」の名コンビである。

 【スフィンクス】のハイライトは3分57秒からのケニー・バロンピアノソロ! 幻想的なフレーズにして,1音1音足跡をしっかりと残していくピアノが大いに盛り上がる! 

 
TETSURO KAWASHIMA : Tenor Saxophone, Soprano Saxophone
KENNY BARRON : Piano
RUFUS REID : Bass
AKIRA TANA : Drums

ETERNAL AFFECTION-1
Eternal Affection
アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION



実際的な知恵と人の務め(伝9:13-12:14)
秋吉敏子 『ナイト・アンド・ドリーム