『LATIN TOUCH』の5曲目は【YOU MUST BELIEVE IN SPRING】(以下【ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング】)。

 管理人にとって『LATIN TOUCH』の一番のお目当てとは【ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング】にある。
 尤もクリヤ・マコトとしてはビル・エヴァンスの有名曲という理由以上に『LATIN TOUCH』のテーマであるラテン・ヨーロッパから来た,南仏の大物作曲家=ミシェル・ルグランというのが選曲の理由だそうだ。

 理由はどうあれ,普段は余りビル・エヴァンスを演奏することのないクリヤ・マコトの【ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング】が超貴重。
 しかも『LATIN TOUCH』の【ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング】は,ベース納浩一とのデュオにして,ドラマーの代わりにクリヤ・マコトローズを多重録音で参加させた「二人でのピアノ・トリオ」が美しい。

 イントロでのピアノソロが最高の演奏で,管理人の念願叶ったり! 時折ビル・エヴァンスを彷彿とさせる瞬間があるのは,クリヤ・マコトと同系列のマルチな“天才”デビッド・ベノワと同じであった。

 
MAKOTO KURIYA : Piano, Rhodes, Programming
KOICHI OSAMU : Acoustic Bass, Electric Bass

LATIN TOUCH-1
ラテン・タッチ
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獣の幻(ダニ7:1-8:27)
阿部薫 『ソロ・ライヴ・アット・騒 VOL.1