『GENTLE THOUGHTS』の4曲目は【CAPTAIN FINGERS】(以下【キャプテン・フィンガーズ】)。

 【キャプテン・フィンガーズ】とは,今となってはリー・リトナーの異名である。
 それくらいに「一般的には」リー・リトナーと言えば的なギターフュージョン・ナンバーである。「一般的には」…。

 でも個人的には,どうも違う,と思っている。こんなのがリー・リトナーの代表曲だと絶対に思ってほしくない。リー・リトナーにはもっともっといい演奏がたくさんあるのだ。

 即ち【キャプテン・フィンガーズ批評とは「リー・リトナーの異名とは結び付かないよ!」批評である。

 【キャプテン・フィンガーズ】の演奏は決して悪いわけではない。でもメロは弱いしスピード感だけでしょ? リー・リトナーの高速カッティングだけでしょ? 虚像でしょ?
 【キャプテン・フィンガーズ】とはむしろアンソニー・ジャクソンの超絶ベースの方でしょう?

 
LEE RITENOUR & HIS GENTLE THOUGHTS
LEE RITENOUR : Electric Guitar
ERNIE WATTS : Saxophone, Flute
PATRICE RUSHEN : Piano, Fender Rhodes
ANTHONY JACKSON : Bass
HARVEY MASON : Drums
STEVE FORMAN : Percussion

GENTLE THOUGHTS-1
GENTLE THOUGHTS
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神に帰れ。霊が注ぎ出される(ヨエ2:12-32)
阿部薫DEREK BAILEY 『DUO & TRIO IMPROVISATION