『TRIDENT』の2曲目は【ONCE I LOVED】(以下【ワンス・アイ・ラヴド】)。

 チェレスタのお披露目がかわゆい【ワンス・アイ・ラヴド】をアントニオ・カルロス・ジョビンボサノヴァ・ナンバーと思ってはならない。

 エルヴィン・ジョーンズドラムが半端ない! 難易度の超高いフィルインを駆使して,身がぎゅっと詰まった音符がプリプリと粒立ち,はち切れんばかりのビートを繰り出している。
 ロン・カーターベースが色彩豊かなドラミングに遅れまいとしっかり張り付いていくからテンションが半端ない!

 そんな躍動するリズムの上を全力疾走で加速していくマッコイ・タイナーピアノは,コード進行はそのままにモーダルなインターバルの和音を駆使して斬新なアレンジで,拍に対して特に譜割りを意識せず音符を徹底的に詰め込む「シーツ・オブ・サウンド」!

 
McCOY TYNER : Piano, Celeste
RON CARTER : Bass
ELVIN JONES : Drums

TRIDENT-1
TRIDENT
アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION



神を求めよ。諸国民は滅ぼされる(ゼパ2:1-15)
ARAMAKI BAND 『ARAMAKI BAND CHANGES ONE