『GROWIN’』の1曲目は【SMACK OUT】。

 T−スクェアでは絶対に許されなかった,本田雅人のフリーキーなアルトサックスの“雄たけび”で幕を開ける【SMACK OUT】。
 最初に聴いた時は「これは凄い!」と感じたものだが,今となっては【SMACK OUT】が本田雅人ソロ・アルバムの基本形であった。

 テクニカル系だしナニワの強烈リズム隊だし,音色が自由に飛び交うごちゃごちゃした演奏である。鳥山雄司との掛け合いバトルも「アオッ」という声が漏れ出している。
 個人的にいつもは理路整然と整列したクリーンな印象の本田雅人のハードなフュージョンは【MEGALITH】以来な気分である。

 それでもSMACK OUT】には本田印。1分25秒から43秒までの本田節は“オレ様”来襲! 普通に自己主張するとメロディアスなのが“オレ様”。大好き。

 
MASATO HONDA : Alto Saxophone, Percussion
YUJI TORIYAMA : Electric Guitar
KOH SHIMIZU : Bass
RIKIYA HIGASHIHARA : Drums

GROWIN'-1
GROWIN'
アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION



まことの主と使者(マラ3:1-18)
五十嵐一生 『TOKYO MOON