『PLATINUM−DORI』の1曲目は【HI! SAKURAKO−SAN】(以下【ハイ! サクラコサン】)。

 美メロ&シンプルな展開。それでも豪華絢爛な【ハイ! サクラコサン】。佳曲なのだが,聴けば聴くほどスルメな1曲で大好きなナンバー。
 軽快なリズム・セクションがグイグイ。ホーン・セクションがカウンターでメロディーと絡んでいく。そこに鳥山雄司ギターが放り込まれて,実力通りに歌いまくる。

 上記が【ハイ! サクラコサン】の表向きの魅力であって真の魅力ではない。【ハイ! サクラコサン】が輝いて聴こえるのは,重いベースと重いシンセが混ぜられていればこそ! メジャーではなくマイナー寄りのメロディーだからこそ派手なアレンジが普通以上に映える計算式!

 美久月千晴の重厚なギター・ラインが,別々に走っているはずの鳥山雄司ギターとピッタリ合っている。
 ニール・ラーセンの期待外れな!?異質なシンセソロが,美メロを取り戻そうとして反対に揺れる鳥山雄司ギターソロのリミッターを外している。結果としてニール・ラーセン鳥山雄司がこれまたピッタッと合っている。

 オープニングでシンセを左右に振って遊んだ鳥山雄司サクラコサンと遊んだのか? 遊ばれたのか? どちらにしても無邪気なサクラコサンは「天真爛漫,純粋無垢で,良かれと思って大失敗。すました顔してボケかます。はじける笑顔にめげない性格」の愛され人〜。

 
YUJI TORIYAMA : Electric Guitars, Programming
ATSUNOBU YAKABE : Drums, Programming
CHIHARU MIKUZUKI : Electric Bass
MINORU MUKAIYA : Synthesizesr
NEIL LARSEN : Synthesizer Solo
LENNY CASTRO : Percussion
YOHICHI MURATA : Trombone
TOSHIO ARAKI : Trumpet, Flugel Horn
MASATO HONDA : Saxophone

PLATINUM-DORI-1
プラチナ通り
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イエスの死,復活,ならびに昇天(ルカ23:26-24:53)
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