LIVE! CROSS HEARTS-1 『CROSS HEARTS』の聴き所は角松敏生プロデュースによる「角松敏生色に染め上がった本田雅人の音世界」であった。
 それでDVDLIVE! CROSS HEARTS』で,どれくらい角松寄りのに振れているのか,気になって買ったみたのだったが,結果は本田雅人本田雅人でワン・アンド・オンリー。本田雅人の“天才”ぶりに返り討ちされた。ますます絶好調の本田雅人に心配無用。

 しかし『CROSS HEARTS』は異質で毛色の違うアルバムである。それで『CROSS HEARTS』のフォロー・ツアーだというのに『CROSS HEARTS』からの選曲は3曲のみ。
 本田雅人の「定番」に『CROSS HEARTS』が挟まれた感じのセットリストは,さながら本田雅人のオールタイム・ベスト・ヒット曲風?ライブDVDのようで超お買い得〜。

 『LIVE! CROSS HEARTS』のハイライトは【一人でどこまでできるでしょうか?持ち替え究極メドレー】と【ヒット曲風?メドレー】のメドレー2枚看板!
 【一人でどこまでできるでしょうか?持ち替え究極メドレー】の方は“天才”マルチ・プレイヤーとしての本田雅人で【ヒット曲風?メドレー】の方は“天才”コンポーザーとしての本田雅人フィーチャリング

 【一人でどこまでできるでしょうか?持ち替え究極メドレー】における本田雅人は金管と木管を以下の通りに持ち替えて演奏している。
 トランペットバリトン・サックストロンボーンバリトン・サックスフルートバリトン・サックスフルートバリトン・サックスフルートバリトン・サックストロンボーン
クラリネットEWIクラリネットEWIバリトン・サックスフルートミュート・トランペットアルト・サックスバリトン・サックスアルト・サックスバリトン・サックス
梶原順のギターを借りての右手でのギター梶原順のギターを借りての左手でのギターフルートクラリネットアルト・サックストロンボーンアルト・サックストランペットアルト・サックスヴォーカルソプラノ・サックステナー・サックスアルト・サックスソプラノ・サックステナー・サックスアルト・サックスソプラノ・サックステナー・サックスアルト・サックステナー・サックスソプラノ・サックス(完)!

LIVE! CROSS HEARTS-2 【ヒット曲風?メドレー】の見どころは,難曲【SMACK OUT】での本田雅人との高速ユニゾンを完奏させて大喜びする梶原順で決まり! お約束の【MEGALITH】がますます進化している〜!

 それにしてもDVDで繰り返し本田雅人のお姿を拝見していると気付くこと → サックスだとそんなにくねくねしないのにEWIになるとくねくねが激しくなる“くねくね王子”の本田さん。
 読者の皆さんも【ヒマワリ】を見てサックスEWIでのくねくね度合いを比べてみて!

 理由は恐らくはサックスはスタンド・マイクで音を拾うために動けないからなのだろう。本田さんにもカツオのようにワイヤレス付けて会場を練り歩いてほしいよなぁ。

 
01. Parallelogram
02. ヒマワリ
03. 一人でどこまでできるでしょうか?持ち替え究極メドレー
  Techno Mambo〜今昔物語〜Tokyo Train〜Blue Black〜Crescent Moon〜Jazzの世界旅行
  〜放課後は日曜日〜サックスのためのソナタ第18番「おはこ」

04. Feel at Ease
05. ヒット曲風?メドレー
  勇者〜Calling The Sun〜Stratos〜Condolence〜夏の蜃気楼〜みんなSwing
  〜Set Up Action〜Bad Moon〜Smack Out〜Little League Star

06. Tomorrow Is Another Day
07. Megalith

 
MASATO HONDA : Saxophones, EWI, Flute, Clarinet, Trombone
JUN KAJIWARA : Guitars
KEIJI MATSUMOTO : Keyboards
TOMOHITO AOKI : Electric Bass
HIROYUKI NORITAKE : Drums

(ビクター/JVC 2003年発売/VIBJ-3)

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すべての者は信仰によって義と宣せられる(ローマ3:1-4:25)
和泉宏隆 『14 to 18 afternoon