
こんなことってある? こんなことができるのはアイドルしかいない! だ・か・ら・小林香織にしかできない!
あの矢野沙織でもCDの特典DVDという形でしか映像作品は発売できていないのですから! 「ジャズ界のアイドル」小林香織は凄い!
やっぱり小林香織は映像作品だよなぁ。小林香織の控え目な振り付けがじっくり見れる。
ルックスが抜群なのに表情も豊かで最高にかわいい。おおっと肝心のサックスも上手いしアドリブにも萌えるというものである。
ちなみにAKBには松井咲子というピアニストがいるのだが,個人的には小林香織の圧勝なので,AKBではなくフュージョン・サックス奏者としてデビューしてくれたことにただただ感謝している今日この頃〜。
それにしても『KAORI KOBAYASHI LIVE』は,管理人のような「フュージョン好きでアイドル好き」にターゲットを絞ったDVDなのだと思う。全振り〜。
「フュージョン好きでアイドル好き」の「フュージョン好き」を語るなら,バックのミュージシャンもビクター・レコードの人気者が集められており,キーボードの笹路正徳,ギターの天野清継,ベースの日野賢二,ドラムの村上“ポンタ”秀一によるサポートが素晴らしい。
となればメンバーのソロでは,各自が前に出てライブを盛り立てそうな様子があるが,全員が全員,小林香織の裏方に徹する「いぶし銀」の演奏である。
そしてそんなバックの演奏が裏方として成立するくらいに主役である小林香織のアドリブが最高に素晴らしい。
最初に書いたが,個人的には小林香織にライブDVDはまだまだ早いと思っていたのだが,小林香織の演奏面の充実ぶりを目にしてからというもの,まぁ,デビューが遅かったのだけで,小林香織はすでに「完成品」なのだと思うようになった。あどけない笑顔に惑わされてしまうのだが,気付けば小林香織はすでに「実力派」の仲間入りである。
特に【KIRA−KIRA】【NOTHING’S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU】【SOLAR(MINOR VERSION)】でのロング・ソロが最高に素晴らしい。アドリブに説得力があるし貫禄が漂っている。小林香織は「アイドル兼実力派」です!

とはいえ小林香織には絶対にセクシー系には行ってほしくない。頑張ってほしいのは「アイドルの王道」である。
特筆すべきは『KAORI KOBAYASHI LIVE』は小林香織の明るくキュートな人柄を伝える編集がなされている点である。
DVDなのに,恐らくはMCもノーカットで収録しているし,バックステージの様子なんかは,気遣いがあってファン・サービスにも取り組む小林香織の素顔が記録されている。
やはり女性は人前に出るようになると美しくなるものです。もともと美形の小林香織だが4年前の映像を見るとまだまだ幼い顔をしている。本人にとっても貴重な記録映像になったことと思う。
小林香織のフュージョン・サックス奏者としての演奏面と「ジャズ界のアイドル」としてのパーソナルな部分の両面を見てもらいたいという,制作側の思いが画面越しに伝わってくるDVD『KAORI KOBAYASHI LIVE』。
そう。最初は完成されたサックスの音色に惹かれたとしても,やがてキュートなあのルックスに惹かれてしまうことだろう。あるいは,最初は小林香織の全身ショット見たさに映像を見つめていたとしても,そのうち演奏の素晴らしさに魅了されていくことだろう。
それくらいに小林香織と共演したミュージシャンも,そして制作サイドのスタッフも小林香織“その人”に魅了されている。小林香織は本当に“天使のような”ジャズメンであった。
01. SOLAR
02. BIRD ISLAND
03. LOVELY BLOSSOM
04. SMOKY
05. GRACE
06. SUNSET OCEAN
07. KIRA-KIRA
08. FREE
09. MOMENT OF LONELINESS
10. NOTHING’S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU
11. ENERGY
12. SUNSHINE
13. SOLAR (Minor Version)
BONUS FEATURES
01. REHARSAL & BACKSTAGE
02. SLIDE SHOW ♪: ANOTHER WAY
KAORI KOBAYASHI : Alto Saxophone, Flute
MASANORI SASAJI : Keyboards
KIYOTSUGU AMANO : Electric Guitar
KENJI HINO : Electric Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums
(ビクター/JVC 2006年発売/VIBJ-12)
結びのあいさつ(ローマ16:1-27)
和泉宏隆 『THE CAT WALK 25TH ANNIVERSARY』