アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

カテゴリ: CD批評:ビル・エヴァンス (PIANO)

 管理人はビル・エヴァンスが大好き。でもそれ以上にキース・ジャレットが大好き。  ゆえにキース・ジャレット・トリオのベーシスト=ゲイリー・ピーコックがビル・エヴァンスと共演した『TRIO ’64』(以下『トリオ ’64』)のお目当てはビル・エヴァンスではな ...

 『PIANIST〜WALTZ FOR BILL EVANS』(以下『PIANIST〜ワルツ・フォー・ビル・エヴァンス』)は,ジャズ・ピアノの金字塔であるビル・エヴァンスの『WALTZ FOR DEBBY』50周年を記念したオムニバス・アルバム。  『PI ...

 リリカルなビル・エヴァンスのバックにシンフォニー・オーケストラ。この組み合わせが悪いはずがない。  ただし,ビル・エヴァンスのピアノはかなりの強面ゆえに,このアイディアを実際に具現化するのは思いの外,容易ではない。  “天才アレンジャー”クラウス・オガー ...

 アメリカ最高の男性ヴォーカリストの筆頭格=トニー・ベネットの伴奏を務めるとはビル・エヴァンスは幸運な男だ。これが世間の感想であろう。  しかし管理人から言わせれば,ジャズ・ピアノの巨人=ビル・エヴァンスに伴奏してもらえるとはトニー・ベネットは幸運な男で ...

 どこで読んだのか覚えていないが,ビル・エヴァンスのお気に入りのドラマーがフィリー・ジョー・ジョーンズだと書いてあったのを覚えている。  なぜ覚えているのかというと「絶対に有り得ない」と瞬間的に思ったからだ。理論家のビル・エヴァンスが野生児のフィリー・ジ ...

 『BILL EANS PLAYS BILL EVANS』(以下『ビル・エヴァンス・プレイズ・ビル・エヴァンス』)は,ビル・エヴァンスの没後20周年に企画されたヴァーヴ時代のオリジナル・ベスト編集盤である。  ビル・エヴァンスは多作家ではない。レパート ...

 ビル・エヴァンスのラスト・トリオとは「攻める」ビル・エヴァンスと「受ける」マーク・ジョンソンと「流す」ジョー・ラバーベラのことである。  『THE PARIS CONCERT EDITION TWO』(以下『パリ・コンサート 2』)の主役は,いつにも ...

 ピアノのビル・エヴァンス,ベースのマーク・ジョンソン,ドラムのジョー・ラバーベラによる,文字通り最後のビル・エヴァンス・トリオ=ラスト・トリオ。  ラスト・トリオがラスト・トリオたる所以。それこそビル・エヴァンスの死である。死を目前に控えたステージだ ...

 ビル・エヴァンスの死後,追悼盤としてリリースされた『RE:PERSON I KNEW』(以下『リ・パーソン・アイ・ニュー』)は既発公式盤=『シンス・ウィ・メット』と対を成す1974年1月に行なわれた“聖地”「ヴィレッジ・ヴァンガード」におけるライブ盤。 ...

 「歴史上一番時間をかけた自殺」を遂げたビル・エヴァンスによる“死への3部作”=『I WILL SAY GOODBYE』『YOU MUST BELIEVE IN SPRING』『WE WILL MEET AGAIN』。  『I WILL SAY GOO ...

 「歴史上一番時間をかけた自殺」を遂げたビル・エヴァンスによる“死への3部作”=『I WILL SAY GOODBYE』『YOU MUST BELIEVE IN SPRING』『WE WILL MEET AGAIN』。  録音順から行けば『I WILL ...

 「歴史上一番時間をかけた自殺」を遂げたビル・エヴァンスによる“死への3部作”=『I WILL SAY GOODBYE』『YOU MUST BELIEVE IN SPRING』『WE WILL MEET AGAIN』。  『I WILL SAY GOO ...

 ピアノのビル・エヴァンス,ハーモニカのトゥーツ・シールマンス,ベースのマーク・ジョンソン,ドラムのエリオット・ジグムンド,サックスとフルートのラリー・シュナイダーの5人が様々な編成で演奏した『AFFINITY』(以下『アフィニティ』)であるが,印象とし ...

 ビル・エヴァンスと来ればピアノ・トリオ・フォーマットである。  しかしビル・エヴァンスの特徴である“内省的なハーモニー”を高く評価するファンとしては,ビル・エヴァンスの持ち味が最大限生かされるソロ・ピアノ・フォーマットを聴いてみたい。そんな願いが自然と ...

 ビル・エヴァンスが好きだ。しかし熱狂的という訳ではない。どこかで冷めたもう一人の自分がいる。無意識に距離を置いてしまうもう一人の自分がいる。  理由は分かっている。『ALONE』(以下『アローン』)である。『アローン(アゲイン)』は大好きなのに『アロー ...

 モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルが「世界一のジャズ・フェス」に育ったのは,全ては『モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』の大ヒットがあったから。  その後は“猫も杓子も”モントゥルー。モントゥルーでのライブと冠が付けば売れる神 ...

 “お城のエヴァンス”と親しみを込めて語られる「グラミー受賞」の大名盤『BILL EVANS AT THE MONTREUX JAZZ FESTIVAL』(以下『モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』)。  “お城のエヴァンス”のモ ...

 ビル・エヴァンスと来ればリバーサイドであろうが,ヴァーヴで一枚挙げろと言われれば,管理人は躊躇なく『BILL EVANS AT TOWN HALL』(以下『ビル・エヴァンス・アット・タウン・ホール』)を推す。  『ビル・エヴァンス・アット・タウン・ホ ...

 ここだけの話ですよっ。管理人は朝にも昼にも夜にも『TRIO ’65』(以下『トリオ ’65』)を聴いています。  ヘッドフォンをしてビル・エヴァンス・トリオと対峙する時には「リバーサイド四部作」で間違いありません。しかし日常生活で,例えば読書のBGM ...

 “ジャズ・ピアニスト”ビル・エヴァンスの代名詞の一つが「インタープレイ」。  ゆえにビル・エヴァンスの代表作と勘違いして?ビル・エヴァンスの総本山であるピアノ・トリオを聴く前に,アルバム・タイトル『INTERPLAY』(以下『インタープレイ』)を聴いてみ ...

 『HOW MY HEART SINGS!』(以下『ハウ・マイ・ハート・シングス』)は,ビル・エヴァンス随一の「スイング・アルバム」である。間違いない。  バラード集の『ムーンビームス』と同日セッションの姉妹盤=アップテンポ集の『ハウ・マイ・ハート・シ ...

 管理人は新ベーシストとしてチャック・イスラエルを迎えた,新生ビル・エヴァンス・トリオの2枚の姉妹盤『MOON BEAMS』(以下『ムーンビームス』)と『HOW MY HEART SINGS!』(以下『ハウ・マイ・ハート・シングス』)を同時期には聴かなか ...

 ピアノとギターによるデュエット・アルバムの「永遠の金字塔」! それがビル・エヴァンス&ジム・ホールによる『UNDERCURRENT』(以下『アンダーカレント』)である。  ジャズにおいてデュエット・アルバムは数あれど,ピアノとギターのデュエットものは滅 ...

 ビル・エヴァンスは100枚以上の公式アルバムを残しており,そのどれもが興味深い演奏ばかりであるのだが,いつでも真っ先に取り出したくなるのが『サンディ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード』+『ワルツ・フォー・デビイ』+アンドモア=『THE COMPLETE ...

 ジャズ・ピアノの,いや,モダン・ジャズの永遠の金字塔=『WALTZ FOR DEBBY』(以下『ワルツ・フォー・デビイ』)。  この圧倒的な演奏を前にして何を語ればよいのだろう。とにかく絶賛の嵐なのであるが,どれ程言葉を多くしても足りないと思っている。こ ...

 先日,熱きブログ仲間のやまchanさんから「Bill Evans溺愛説の否定」なる名フレーズのコメントを頂きました。このフレーズがやけに気に入ったのですが,やまchanさん,すみません。本日は「Bill Evans溺愛説の否定」の“否定”から入らせていただこうと思います。  管 ...

 管理人の好きな「リバーサイド4部作」へと至るビル・エヴァンスの快進撃は『GREEN DOLPHINE STREET』(以下『グリーン・ドルフィン・ストリート』)から始まった!  『グリーン・ドルフィン・ストリート』での,ベースのポール・チェンバース,ド ...

  ・「ビル・エヴァンスからはたしかに多くのことを学んだ。彼はピアノが演奏されるべきやり方でピアノを演奏する」(マイルス・デイビス)  ・「ビル・エヴァンスはここ数年でいちばん気持ちのよいピアニストだ」(ジョージ・シアリング)  ・「ビル・エヴァンスは屈 ...

 ビル・エヴァンスの“地味な”デビューCD『NEW JAZZ CONCEPTIONS』(以下『ニュー・ジャズ・コンセプションズ』)は,瑞々しくも斬新なコンセプトで練り上げられた,正に『ニュー・ジャズ・コンセプションズ』なピアノ・トリオが響いている。   ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の11曲目は【BLUE IN GREEN(TAKE 2)】(以下【ブルー・イン・グリーン(テイク2)】)。  【ブルー・イン・グリーン】について語る時“避けて通れない”のが,マイルス・デイビス『カインド・オブ・ブルー』 ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の10曲目は【BLUE IN GREEN(TAKE 3)】(以下【ブルー・イン・グリーン(テイク3)】)。  【ブルー・イン・グリーン(テイク3)】の“叙情性”に,ビル・エヴァンス“らしさ”が溢れている。  活字で伝え ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の9曲目は【SOMEDAY MY PRINCE WILL COME】(以下【いつか王子様が】)。  ご存知,ディズニー「白雪姫」の挿入歌【いつか王子様が】である。ただし原型はとどめていない。テーマ以外はアドリブが持続し ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の8曲目は【SPRING IS HERE】(以下【スプリング・イズ・ヒア】)。  クラシックの名曲【ノクターン】が始まったかと思う,静かな静かなイントロで幕開ける【スプリング・イズ・ヒア】は,深〜く深〜く落ちていく“内 ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の7曲目は【WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?】(以下【恋とは何でしょう】)。  【恋とは何でしょう】のビル・エヴァンスは硬軟自在! 鬼のように激しく鍵盤を叩きつけていくかと思えば,ほんの一 ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の6曲目は【PERI’S SCOPE】(以下【ペリズ・スコープ】)。  【ペリズ・スコープ】は,親しみやすい“メジャー”テーマとジャズ・ピアノの“強さ”を兼ね備えた,エヴァンス・ファンにはお馴染みの名トラック!  イン ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の5曲目は【WHEN I FALL IN LOVE】(以下【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】)。  【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】のビル・エヴァンス・トリオは,実に“端正”で落ち着いた演奏。これこそピアノ・ ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の4曲目は【WITCHCRAFT】(以下【ウィッチクラフト】)。  【ウィッチクラフト】は名トラックである。読者の皆さんには,まずこの点をしっかりと押さえておいていただきたい。  管理人の“ジャズ批評家”としてのプライ ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の3曲目は【AUTUMN LEAVES(TAKE 2)】(以下【枯葉(テイク2)】)。  【枯葉(テイク2)】はモノラル録音。モノラルゆえ一音一音の粒立ちには欠けるが,全体のまとまりはステレオ以上である。  これ以降は ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の2曲目は【AUTUMN LEAVES(TAKE 1)】(以下【枯葉(テイク1)】)。  決定的名演があるスタンダード・ナンバーで“元祖”が確立したイメージを打ち破るのは難しい。  【枯葉】と言えば,キャノンボール・ア ...

 『PORTRAIT IN JAZZ』の1曲目は【COME RAIN OR COME SHINE】(以下【降っても晴れても】)。  【降っても晴れても】のビル・エヴァンスのピアノ・タッチが実に硬い。超・硬質の音! ハードボイルド!  普段は音色うんぬんより ...

 『釣りはフナに始まりフナに終わる』。  フナ釣りは一見簡単そうに思える。実際,初心者でも釣り堀に行けば簡単に楽しめてしまう。しかし,いざ本格的にフナ釣りに取り組むと非常に奥深い。それで釣りの達人たちは様々な釣りを経て,結局はフナ釣りへ原点回帰する…。 ...

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