クリフォード・ブラウンとマックス・ローチの双頭コンボなのだから「クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ」でもいいが「マックス・ローチ=クリフォード・ブラウン」でもいいじゃないか! しかし,ジャズメンの“格”からしてクリフォード・ブラウンの名前がマッ ...
クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット / モア・スタディ・イン・ブラウン
新たな音楽メディアとしてCDが発売され始めた時代のこと,CDとレコードが併売される時代があった。その場合の値段はCDの方が高くて,最初の頃はずっとCDが1枚一律3800円だった。 音楽業界はCDが「夢のメディア」であることは認めつつも,一斉にCD優先に ...
クリフォード・ブラウン&ズート・シムズ / ジャズ・イモータル
「不滅のジャズ」を意味する『JAZZ IMMORTAL』(以下『ジャズ・イモータル』)とのタイトルだが,大風呂敷を広げただけのことはある。 そう。イースト・コーストのクリフォード・ブラウンが,譜面に強いウェスト・コーストの精鋭ジャズメンと共演したパ ...
クリフォード・ブラウン / クリフォード・ブラウン・メモリアル・アルバム
ブルーノート盤の『MEMORIAL ALBUM』とは異なる,もう1枚の「メモリアル・アルバム」がプレスティッジ盤の『CLIFFORD BROWN MEMORIAL』(以下『クリフォード・ブラウン・メモリアル・アルバム』)である。 『メモリアル・アル ...
クリフォード・ブラウン / メモリアル・アルバム
クリフォード・ブラウンの死後,哀悼の意を込めて発売された10インチ盤2枚のカップリング盤が『MEMORIAL ALBUM』(以下『メモリアル・アルバム』)。 『メモリアル・アルバム』の共演者は,アルト・サックスのルー・ドナルドソン,テナー・サックス ...
クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット / アット・ベイズン・ストリート
『CLIFFORD BROWN AND MAX ROACH AT BASIN STREET』(以下『アット・ベイズン・ストリート』)を聴くと,いつでもクリフォード・ブラウンの“ジャズ・ジャイアントを超えたジャズ・ジャイアント”を実感せずにはいられない。 ...
クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ / クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ
管理人が『CLIFFORD BROWN=MAX ROACH』(以下『クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ』)と出会ったのは,ジャズ入門の定番,名盤とされる「A級」ジャズを大体押さえ終わった時期のことである。 「A級」の素晴らしさを否定することは ...
クリフォード・ブラウン / クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス
内容的に『CLIFFORD BROWN WITH STRINGS』(以下『クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス』)を凌駕する「ウィズ・ストリングス」アルバムは数あれど,聴いて感じる「幸福感」とか「満足感」において『クリフォード・ブラウン・ウィズ ...
[CDレヴュー] クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット / スタディ・イン・ブラウン / TAKE THE A TRAIN
『STUDY IN BROWN』の9曲目は【TAKE THE A TRAIN】(以下【A列車で行こう】)。 このイントロとエンディングのドラミングは正に“快速”列車の出発と到着の合図である。そう。“快速”であって“特急”とは違う。「シュッポ・シュッポ」 ...
[CDレヴュー] クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット / スタディ・イン・ブラウン / SANDU
『STUDY IN BROWN』の6曲目は【SANDU】(以下【サンデュ】)。 【サンデュ】は,軽快なブルース。ブルージーな魅力炸裂の分かりやすいソロ回しが楽しめる。 そう。【サンデュ】は,ジャズ・アレルギーの人たちへの“特効薬”の一つとして数え上げら ...
[CDレヴュー] クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット / スタディ・イン・ブラウン / SWINGIN'
『STUDY IN BROWN』の3曲目は【SWINGIN’】(以下【スインギン】)。 【スインギン】は正真正銘のスイング! この“淀みなく流れるプレイ”に酔いしれる! 一糸乱れぬユニゾン&メンバー各自のソロ回し! チームワークと個人プレー,その両方を ...
[CDレヴュー] クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット / スタディ・イン・ブラウン / JACQUI
『STUDY IN BROWN』の2曲目は【JACQUI】(以下【ジャキー】)。 【ジャキー】は,リズムが目まぐるしく変化する,ユニークな構成の“ワンプレート物”。専門的には12小節のサビが目新しい出来であったが,堅い話は抜きにして,音の変化にジックリ ...
[CDレヴュー] クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット / スタディ・イン・ブラウン / CHEROKEE
『STUDY IN BROWN』の1曲目は【CHEROKEE】(以下【チェロキー】)。 【チェロキー】は,全編マックス・ローチの“裏拍子”ドラミングに乗せられて,コンボ全体が“ズンズン”と加速するスイング感! これだからハード・バップはやめられない。 ...
[CDレヴュー] クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット / スタディ・イン・ブラウン
歴史に「たられば」は禁物であるが,ジャズ史において,クリフォード・ブラウンの“早すぎる死”がなければ,モダン・ジャズは今とは随分異なる趣きを呈していたかもしれない。いいや,間違いなく異なっているはずだ。 なぜなら,ジャズ・シーンはマイルス・デイビスでは ...