何度も書いているが,管理人は日常的にバド・パウエルを聴いてはいない。いいや,恐れ多くて手を出すことができないというのが本音である。 そう。「バド・パウエルを聴く」という行為には「それ相当の覚悟」が求められると思っている。 そんな中,気軽に手を伸ば ...
バド・パウエル / ザ・シーン・チェンジズ/ジ・アメイジング・バド・パウエル VOL.5
最初にお断りしておく。この記事は『THE SCENE CHANGES − THE AMAZING BUD POWELL VOL.5』(以下『ザ・シーン・チェンジズ/ジ・アメイジング・バド・パウエル VOL.5』)批評であって【クレオパトラの夢】批評では ...
バド・パウエル / タイム・ウェイツ/ジ・アメイジング・バド・パウエル VOL.4
後期パウエルらしい,バラツキ感を感じる『TIME WAITS − THE AMAZING BUD POWELL VOL.4』(以下『タイム・ウェイツ/ジ・アメイジング・バド・パウエル VOL.4』)。 だから管理人は『タイム・ウェイツ/ジ・アメイジ ...
バド・パウエル / バド・パウエルの芸術
1947年と1953年の録音がセットで収められた名盤『THE BUD POWELL TRIO』(以下『バド・パウエルの芸術』)。 管理人は『バド・パウエルの芸術』を愛聴してはいない。演奏は素晴らしいのだが『バド・パウエルの芸術』からは,バド・パウエ ...
バド・パウエル / ジ・アメイジング・バド・パウエル VOL.1
管理人にとってバド・パウエルの代表曲と来れば【クレオパトラの夢】で決まりである。しかし,これがモダン・ジャズの代表曲とか,ジャズ・ピアノの代表曲というお題に変われば【クレオパトラの夢】は外れる。 【クレオパトラの夢】はバド・パウエルの“命の音”に聴こ ...
バド・パウエル / ジャズ・ジャイアント
思うにバド・パウエルのヴァーヴ盤の世評が低いのは『JAZZ GIANT』(以下『ジャズ・ジャイアント』)のせいではなかろうか? バド・パウエルの前期の演奏なのだから,当然『ジャズ・ジャイアント』も名演のオンパレード集に違いない。その点は認める。 ...
[CDレヴュー] バド・パウエル / ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル / THE FRUIT
『THE GENIUS OF BUD POWELL』の9曲目は【THE FRUIT】(以下【ザ・フルーツ】)。 【ザ・フルーツ】での“ピアノの様変わりの速さ”と言ったら,逆ドリアン級!?( ← 熟れるのが早いと言いたいのですが,例えが浮かびませ〜ん。) ...
[CDレヴュー] バド・パウエル / ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル / HALLUCINATIONS
『THE GENIUS OF BUD POWELL』の8曲目は【HALLUCINATIONS】(以下【ハルシネイションズ】)。 【バドゥ】としてマイルス・デイビスによってトリビュートされた【ハルシネイションズ】は意外なほど“あっさり系”である。 ← そ ...
[CDレヴュー] バド・パウエル / ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル / DUSK IN SANDI
『THE GENIUS OF BUD POWELL』の7曲目は【DUSK IN SANDI】(以下【ダスク・イン・サンディ】)。 【ダスク・イン・サンディ】は,バド・パウエルの“芯の強さ”が音に表われたバラードである。 一歩も引かない,たじろがない,凛 ...
[CDレヴュー] バド・パウエル / ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル / OBLIVION
『THE GENIUS OF BUD POWELL』の6曲目は【OBLIVION】(以下【オブリヴィオン】)。 【オブリヴィオン】は,小気味良さ! ゆったりと構え,堂々とテーマを奏でるバド・パウエルに“心酔”してしまう。 ピアノが弾けない管理人でも【オ ...
[CDレヴュー] バド・パウエル / ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル / PARISIAN THOROUGHFARE
『THE GENIUS OF BUD POWELL』の5曲目は【PARISIAN THOROUGHFARE】(以下【パリの目抜き通り】)。 【パリの目抜き通り】の聴き所は,この“キャッチーなメロディ”を疾走する,バド・パウエルの“悠々”としたプレイ! ...
[CDレヴュー] バド・パウエル / ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル / HALLELUJAH
『THE GENIUS OF BUD POWELL』の4曲目は【HALLELUJAH】(以下【ハレルヤ】)。 聖書で【ハレルヤ】とは「あなた方はヤハを賛美せよ」という意味の,全宇宙の創造者への賛美の表現である。 ここでバド・パウエル! 偉大なジャズ・ピ ...
[CDレヴュー] バド・パウエル / ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル / TEA FOR TWO(alternate take 2)
『THE GENIUS OF BUD POWELL』の3曲目は【TEA FOR TWO(ALTERNATE TAKE)】(以下【ティー・フォー・トゥー(別テイク)】)。 こう立て続けに【ティー・フォー・トゥー】を聴かされると,たとえバド・パウエルの崇拝 ...
[CDレヴュー] バド・パウエル / ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル / TEA FOR TWO
『THE GENIUS OF BUD POWELL』の2曲目は【TEA FOR TWO】(以下【ティー・フォー・トゥー】)。 【ティ・フォー・トゥー】はピアノ・トリオでの演奏であるが,実質ベースとドラムは“お飾り”である。 ベースとドラムの創り出す安定 ...
[CDレヴュー] バド・パウエル / ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル / TEA FOR TWO(alternate take)
『THE GENIUS OF BUD POWELL』の1曲目は【TEA FOR TWO(ALTERNATE TAKE)】(以下【ティー・フォー・トゥー(別テイク)】)。 【ティー・フォー・トゥー(別テイク)】の淀みなく流れ続ける“超絶アドリブ”は,正に ...
[CDレヴュー] バド・パウエル / ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル
管理人にとっての“高嶺の花”,それは小林香織でも矢野沙織でも,はたまたミキティーでも石原さとみでも長澤まさみでもなく…。 うさんくさい・ブ男“狂気の天才”バド・パウエルである。 “パウエル派”の創始者であるバド・パウエルこそ,モダン・ジャズ史上,最高 ...