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カテゴリ: CD批評:ニ:西山 瞳,NHORHM

 古くからジャズという音楽は,クラシック,ポップス,ミュージカル,ロックの有名曲を取り込んで「ジャズ化」してきた。  その結果,今では原曲以上に有名なジャズ・スタンダードとして演奏され続ける名曲が多数存在する。それも当然!  ジャズの魅力はアドリブにある。 ...

『PARALLAX』の8曲目は【OMOI−GUSA】(以下【思ひ草】)。  “コンポーザー・ピアニスト”西山瞳と同じタイプのジャズ・ピアニストに(意外に思われるかもしれないが)上原ひろみがいる。ジャズ・ピアノの「王道」を邁進している上原ひろみも,その本質 ...

『PARALLAX』の5曲目は【THE OTHER SIDE OF MIDNIGHT】(以下【ジ・アザー・サイド・オブ・ミッドナイト】)。  【ジ・アザー・サイド・オブ・ミッドナイト】の冷たい響きのピアノのイントロが大好きで,西山瞳の経歴など気に留めるこ ...

『PARALLAX』の4曲目は【CHANGING】(以下【チェンジング】)。  【チェンジング】での西山瞳と馬場孝喜のとろけ具合は「メセニー=メルドー」に迫る「絶品」で「絶妙」な音楽的な交友を聞くことができる。  それまでの3トラックを通して西山瞳のピア ...

 西山瞳はジャズ・ピアニストであってジャズ・ピアニストではない。“コンポーザー・ピアニスト”である。  つまり西山瞳のオリジナル曲を表現する「道具」としてのピアノである。西山瞳にとってジャズ・ピアニストという生業は「手段」にすぎない。  そう。『PARAL ...

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