現代のジャズ界を代表する“ジャズ・ピアニスト”であるブラッド・メルドーのグラミー初受賞作は“非ジャズ・ピアニスト”なブラッド・メルドーであった。 この事実が何とも悔しい。それが管理人にとっては『FINDING GABRIEL』(以下『ファインディング・ ...
ブラッド・メルドー・トリオ / ブルース・アンド・バラッド
ブラッド・メルドーを聴かなくなったのは,一体いつ頃のことだろう。 あっ,正確には聴かなくなったのではなく,パタリとニュー・アルバムを買わなくなってしまった。 理由は単純である。ブラッド・メルドーがジャズを演奏しなくなってしまった。 2010年代に入 ...
ブラッド・メルドー / エレゲイア・サイクル
ブラッド・メルドーの“芸術”にハマッタ。しばらくは抜け出せそうにない。ブラッド・メルドーにはもっとピアノ・ソロを出してほしい。 ブラッド・メルドー初のピアノ・ソロ『ELEGIAC CYCLE』(以下『エレゲイア・サイクル』)を1週した時には,こんな感 ...
ブラッド・メルドー / ハイウェイ・ライダー
ビル・エヴァンス〜キース・ジャレット〜ミシェル・ペトルチアーニの“天才”ジャズ・ピアニストの系譜に位置するブラッド・メルドー。 ゆえに管理人はブラッド・メルドーに『HIGHWAY RIDER』(以下『ハイウェイ・ライダー』)を求めてはいない。パット・ ...
ブラッド・メルドー / アート・オブ・ザ・トリオ VOL.1
最近の管理人の音楽鑑賞ルーティング。それは上原ひろみを聴いた直後にブラッド・メルドーを聴くパターン。 これをやると上原ひろみ単独の場合以上に,上原ひろみにチック・コリアを感じ,ブラッド・メルドー単独の場合以上に,ブラッド・メルドーにキース・ジャレッ ...
ブラッド・メルドー・トリオ / デイ・イズ・ダン
ビル・エヴァンス〜キース・ジャレット〜ミシェル・ペトルチアーニ〜ブラッド・メルドーの流れは真実。しかし,この系譜の流れにおいて,ブラッド・メルドーだけが異端である。 管理人はジャズ入門者へ,ビル・エヴァンス,キース・ジャレット,ミシェル・ペトルチア ...
ブラッド・メルドー・トリオ / エニシング・ゴーズ
ブラッド・メルドーが“超・天才”だからと言って,毎度毎度のアルバム毎に,その“超・天才”を必ず披露しなければならないわけではない。 たまには「一介のジャズ・ピアニスト」に戻って,自分の好きなメロディーを最高の仲間と共に響かせ,楽しむのもよいではないか ...
メルドー&ロッシ・トリオ / フェン・アイ・フォール・イン・ラブ
『THE ART OF THE TRIO VOLUME TWO:LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD』『SONGS:THE ART OF THE TRIO VOLUME THREE』『ART OF THE TRIO 4:BACK A ...
ブラッド・メルドー / プログレッション:アート・オブ・ザ・トリオ VOL.5
ブラッド・メルドー,芸術音楽を究めたり! ブラッド・メルドー,ジャズ・ピアノを究めたり! ブラッド・メルドー,「THE ART OF THE TRIO」を究めたり! 『PROGRESSION:ART OF THE TRIO,VOLUME 5』(以下 ...
ブラッド・メルドー / プレイシズ
“超・天才”ブラッド・メルドーがその才能をいかんなく爆発させた名盤が『PLACES』と『DAY IS DONE』の2枚である。 同じ傑作であっても『PLACES』と『DAY IS DONE』のアプローチは異なる。心を突き抜ける『PLACES』と腸を ...
ブラッド・メルドー / アート・オブ・ザ・トリオ 4:バック・アット・ザ・ヴァンガード
ブラッド・メルドーはジャズメンではない。アーティストである。 『ART OF THE TRIO 4:BACK AT THE VANGUARD』(以下『アート・オブ・ザ・トリオ 4:バック・アット・ザ・ヴァンガード』)を聴いて,ブラッド・メルドーをアー ...
ブラッド・メルドー / ソングス:アート・オブ・ザ・トリオ VOL.3
ブラッド・メルドーはジャズメンではない。アーティストである。 『SONGS:THE ART OF THE TRIO VOLUME THREE』(以下『ソングス:アート・オブ・ザ・トリオ VOL.3』)を聴いて,ブラッド・メルドーをアーティストと呼ぼう ...
ブラッド・メルドー / アート・オブ・ザ・トリオ VOL.2:ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード
さて,ブラッド・メルドーである。“天才”ジャズ・ピアニストである。現代ジャズの文脈で聴き取る限り“超・天才”である。 なんたってブラッド・メルドーの愛称は「20世紀最後の新人ピアニスト」。雨後の筍の如く登場する新人ジャズ・ピアニストの中にあって,ブ ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO / PARANOID ANDROID
『LIVE IN TOKYO DISC TWO』の6曲目は【PARANOID ANDROID】(以下【パラノイド・アンドロイド】)。 レディオヘッドのロックな曲が19分29秒もの長尺の演奏になるなんて…。 ブラッド・メルドーにとって【パラノイド・アンド ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO / MONK'S DREAM
『LIVE IN TOKYO DISC TWO』の5曲目は【MONK’S DREAM】(以下【モンクス・ドリーム】)。 “エヴァンス派”のブラッド・メルドーが弾くセロニアス・モンクに,ブラッド・メルドーの“超絶”を感じる。 セロニアス・モンクの“らし ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO / ALFIE
『LIVE IN TOKYO DISC TWO』の4曲目は【ALFIE】(以下【アルフィー】)。 管理人が本気で大好きな【アルフィー】とは,美メロを崩さずに旋律通りに弾くピアノ・ソロである。 この簡単な願いを,ジャズ・ジャイアントが叶えてくれることはほ ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO / FROM THIS MOMENT ON
『LIVE IN TOKYO DISC TWO』の3曲目は【FROM THIS MOMENT ON】(以下【フロム・ディス・モーメント・オン】)。 コール・ポーターの【フロム・ディス・モーメント・オン】の魅力に“ドップリと浸かった”ブラッド・メルドーの ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO / C TUNE
『LIVE IN TOKYO DISC TWO』の1曲目は【C TUNE】(以下【Cチューン】)。 【Cチューン】は,現代音楽風な曲想で全く盛り上がる部分のない,ただ音と音の交差を試すトラックである。 …と書くと厳しい演奏をイメージするかもしれないが全 ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO / THINGS BEHIND THE SUN
『LIVE IN TOKYO DISC ONE』の7曲目は【THINGS BEHIND THE SUN】(以下【シングス・ビハインド・ザ・サン】)。 ブラッド・メルドーは,ニック・ドレイクという人の楽曲をカヴァーする人としても有名で『LIVE IN T ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO / SOMEONE TO WATCH OVER ME
『LIVE IN TOKYO DISC ONE』の6曲目は【SOMEONE TO WATCH OVER ME】(以下【サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー(優しき伴侶を)】)。 【サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー(優しき伴侶を)】のイン ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO / INTRO II
『LIVE IN TOKYO DISC ONE』の5曲目は【INTRO Ⅱ】(以下【イントロ Ⅱ】)。 【イントロ】は【恋人と別れる50の方法】へと繋がるインプロヴィゼーションであり【イントロ Ⅱ】は【サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー(優しき ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO / 50 WAYS TO LEAVE YOUR LOVER
『LIVE IN TOKYO DISC ONE』の2曲目は【50 WAYS TO LEAVE YOUR LOVER】(以下【恋人と別れる50の方法】)。 【恋人と別れる50の方法】は次作『DAY IS DONE』に収録されて“跳ねる”のだが,様々なアプ ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO / INTRO
『LIVE IN TOKYO DISC ONE』の1曲目は【INTRO】(以下【イントロ】)。 【イントロ】は【恋人と別れる50の方法】へと繋がるインプロヴィゼーションであり【イントロ Ⅱ】は【サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー(優しき伴侶を) ...
[CDレヴュー] ブラッド・メルドー / LIVE IN TOKYO
“超・天才”ブラッド・メルドーのピアノ・ソロ・コンサート。しかもTOKYOでのLIVE2枚組と来た。 喰いついた! これで喰いつかずにいられるかっつーの! 『LIVE IN TOKYO』は“貫録の”ソロ・ピアノの名盤である。 ビル・エヴァンスっぽい ...