『QUATRE』の5曲目は【HALLELUJAH】(以下【ハレルヤ】)。 「CO2」の持ち曲となった【ハレルヤ】であるが,主役を務めた林栄一と加藤崇之の抜けた「キャトル・バンド」のこじんまりとした【ハレルヤ】がじわじわ来る。これはこれで強い愛着を覚える ...
[CDレヴュー] 片山 広明 / キャトル / MARCH
『QUATRE』の3曲目は【MARCH】(以下【マーチ】)。 【マーチ】とは行進曲のイメージ? どことなく軍隊っぽい感じでアルバート・アイラーがかっているが,テナーのロングトーンが多いので非常に聴きやすい1曲。 井野信義のアルコに呼応する芳垣安洋のマ ...
[CDレヴュー] 片山 広明 / キャトル / SOUS LE CIEL DE PARIS
『QUATRE』の2曲目は【SOUS LE CIEL DE PARIS】(以下【パリの空の下】)。 テーマ部以外ではシャンソンの名曲【パリの空の下】と識別不能な,お洒落の雰囲気などカケラもないド・ジャズ入魂の1曲であって,ベースとドラムの担当はリズムで ...
[CDレヴュー] 片山 広明 / キャトル / FOR YOU
『QUATRE』の1曲目は【FOR YOU】(以下【フォー・ユー】)。 『キャトル』のハイライトは何と!1曲目に持ってきた名バラードの【フォー・ユー】である。 板橋文夫の美しいピアノのイントロだけで全身が持って行かれるが,そこに太く暖かく鋭いテナー・サ ...
[CDレヴュー] 片山 広明 / キャトル
片山広明のテナー・サックスは,深読みとか安易な決めつけを許さない奥の深さがあって「片山広明ってこんな感じだよね」と思っていると,あっさり裏切られたりする。 ピアノレス・バンドを率いてきた片山広明が,初めてピアニストを擁した「キャトル・バンド」がそうだ ...