『エグザイルズ・ゲイト』からここまで変わって来るか!? これがゲイリー・トーマスの「M−BASE」オルガン・ジャズの2枚目『FOUND ON SORDID STREETS』(以下『ファウンド・オン・ソーディッド・ストリーツ』)を初めて聴いた時の感想であ ...
ゲイリー・トーマス / エグザイルズ・ゲイト
ゲイリー・トーマスがリードする「M−BASE」のオルガン・ジャズが超カッコイイ。これぞ「新しいオルガン・ジャズ」の誕生である。 『EXILE’S GATE』(以下『エグザイルズ・ゲイト』)には,タイプの異なる2つのオルガン・コンボが収められている。 ...
ゲイリー・トーマス / ゲイリー・トーマス&パット・メセニー・プレイ・スタンダーズ
『TILL WE HAVE FACES』(以下『ゲイリー・トーマス&パット・メセニー・プレイ・スタンダーズ』)の真実とは『ゲイリー・トーマス&パット・メセニー・プレイ・スタンダーズ』ではない。『ゲイリー・トーマス&テリ・リン・キャリントン・プレイ・“過 ...
ゲイリー・トーマス / コールド・ケージ
1980〜90年代にムーブメントを巻き起こした「M−BASE」が,現時点ではジャズ史に登場した最後の「新しいジャズ」である。 あれから随分と時間が経つというのに「M−BASE」の代表作を聴き直すと,未だに軽い衝撃を受けたりする。そんなぶっ飛んだ「M−B ...
ゲイリー・トーマス / ザ・ゲイト・イズ・オープン
「M−BASE」の一派のくせして音楽理論などは全く考えていない。無の状態から過激なサウンドをぶつけてくる強心臓男。そのくせジャズの歴史を教養として身に着け,テナー・サックスの扱いに関しても無敵の超絶テクニックを身に着けた男。 「その男,凶暴につき」とは ...
ゲイリー・トーマス / バイ・エニー・ミーンズ・ネセサリー
80年代前半がウイントン・マルサリスとブランフォード・マルサリスに代表される「新伝承派」の時代であったとすれば,80年代後半はスティーヴ・コールマンとジェリ・アレンに代表される「M−BASE」の時代であった。 「M−BASE」の音楽理論ははっきり言っ ...