アドリブをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION

ジャズ/フュージョン批評BLOG 名盤CDレビュー:CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

カテゴリ: CD批評:ア:秋吉 敏子 (穐吉 敏子)

 “世界一のビッグ・バンド”秋吉敏子・ジャズ・オーケストラ・フィーチャリング・ルー・タバキンが7年振りに再結成した。と言っても1回限りの限定復活。  そう。『TOSHIKO AKIYOSHI JAZZ ORCHESTRA FEATURING LEW TAB ...

 『TOSHIKO AKIYOSHI SOLO LIVE 2004』(以下『秋吉敏子 ソロ・ライブ 2004』)は,30年続けたビッグ・バンドを2003年に解散し,秋吉敏子の原点である“ジャズ・ピアニスト”に専念することを宣言して最初のジャパン・ツアーの ...

 2010年も年の瀬である。本日までで計7回の忘年会もどきの食事会と飲み会が終わった。その内訳は天ぷら屋に2回,イタリアンに1回,家庭に集っての鍋パーティーが1回,残る3回が飲み屋さんだった。でっ,飲み屋でのお話だが,仕事の接待だったので自腹でヴィンテー ...

 『HOPE』(以下『ホープ』)が「音楽生活60周年記念盤」という副題で先にリリースされた都合,同じ60周年の年に発売された姉妹盤の『秋吉敏子−渡米50周年日本公演』は「音楽生活60周年記念」第二弾ではなく『渡米50周年』の副題を表題として名乗ったライブ ...

 秋吉敏子のように“生涯現役”なジャズメンにとって,音楽生活〇〇周年記念盤,というのは意味を成さないと思うのだが,秋吉敏子は律儀に?5年刻みで,音楽生活〇〇周年記念盤,をリリースしている。  『HOPE』(以下『ホープ』)もそんな1枚であって,音楽生活60 ...

 30年の長きに渡ってビッグ・バンドを率いてきた秋吉敏子が,表向き「もっともっとピアノが弾きたい」と言う理由でビッグ・バンドを解散したのだが,そんな“ジャズ・ピアニスト”秋吉敏子のソロ転向後の第一弾が『NEW YORK SKETCH BOOK』(以下『ニ ...

 秋吉敏子とルー・タバキンのライフワークである秋吉敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンド&秋吉敏子・ジャズ・オーケストラ・フィーチャリング・ルー・タバキンでのが30年に渡る活動が終了することになった。  思い返せば秋吉敏子・ジャズ・オーケストラ・フィーチャ ...

 2001年のアメリカ同時多発テロ事件以降,秋吉敏子がライブのラストに必ず弾いているという【HOPE】は,2001年8月6日に広島市で初演した組曲【HIROSHIMA−RISING FROM THE ABYSS】の第3楽章に当たる。  皮肉なことに,平和 ...

 日本語のアルバム・タイトルではカットされているが『LIVE AT BLUE NOTE TOKYO ’97』(以下『ライブ・アット・ブルーノート東京 ’97』)の英文のサブタイトルは『フィーチャリング・日野元彦』が付いている。  サブタイトル通りである。『 ...

 これまで秋吉敏子のアルバムを40枚以上購入してきたが,その中にソロ・ピアノのアルバムは1枚もない。コレクションのほとんどは出たら買う,出たら取り敢えず買う,のルーティーン。だから選り好みはしていない。  要するに秋吉敏子はソロ・ピアノのアルバムを20数年 ...

 秋吉敏子・ジャズ・オーケストラ・フィーチャリング・ルー・タバキンの『TRIBUTE TO DUKE ELLINGTON』(以下『トリビュート・トゥ・デューク・エリントン』)こそが「清く正しい」デューク・エリントン・トリビュートの一番手である。  なぜなら ...

 管理人は秋吉敏子の「和洋折衷ジャズ」をずっと贔屓にしてきたが『SKETCHES OF JAPAN』(以下『スケッチ・オブ・ジャパン』)については,ここから和を引くことができたら,と思ってしまった迷盤である。  迷盤と言っても,マイナスなのはその1点だけ ...

 NHK−FM「ジャズ・クラブ」のオープニング・テーマのために作曲された【JAZZ CLUB(OPENER)】。そして秋吉敏子の黄色の女性への反骨精神がまたも表現された【GLASS CEILING】こと「ガラスの天井」。そうして「和」の達人としてオファー ...

 『TOSHIKO PLAYS TOSHIKO−TIME STREAM』(以下『トシコ・プレイズ・トシコ〜時の流れ[タイム・ストリーム]』)は,秋吉敏子の音楽生活50周年記念の第二弾となる,自作曲のセルフ・カヴァー集。  【ロング・イエロー・ロード】【孤 ...

 【組曲:フォーシーズンズ】は,村の1年の生活をテーマにした曲を作ってほしい,という青森県森田村からの直の依頼によって制作された。世界のジャズ・マイスターが依頼を簡単に引き受けるのも凄いことだと思う。  しかし秋吉敏子が本当に凄いのはここからで【組曲:フォ ...

 管理人は気に入ったジャズメンは基本コンプリートする主義。だからベスト盤は要らない主義。ゆえに秋吉敏子のベスト盤『TOSHIKO AKIYOSHI〜BEST SELECTION』(以下『秋吉敏子〜ベスト・セレクション』)に関心などなかったのだが,以下の経 ...

 元々,日本クラウンというレコード会社は“ジャズ・ジャイアント”となった秋吉敏子が演りそうもない内容を企画して見事なアルバムを制作してきた,秋吉敏子の名パートナーだったのだが,秋吉敏子に『YES,I HAVE NO 4BEAT TODAY!』のような雑な ...

 『NIGHT AND DREAM』(以下『ナイト・アンド・ドリーム』)は,非常に趣味の良い名盤である。ジャズ好きなら絶対に一度はハマる名盤だと思う。  『シック・レディ』『ディグ』の内容が大変好評で,ホーン入りピアノ・トリオ企画の第三弾となる『ナイト・ ...

 『DESERT LADY−FANTASY』(以下『砂漠の女』)で秋吉敏子・ジャズ・オーケストラ・フィーチャリング・ルー・タバキンがついに秋吉敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンドを超えてきた。久々に,手放しで大喜びできる快作,のリリースである。  改めてト ...

 『DIG』(以下『ディグ』)は『シック・レディ』での,ホーン入りピアノ・トリオ,の流れを汲んだ超一級のサウンドに「ネオ・ビ・バップ」を新たに積み重ねたアルバムである。  『シック・レディ』と同様に『ディグ』の主役はあくまでもピアノ・トリオであって,ホー ...

 アメリカにおけるクラシックとポピュラー・ミュージックにとっての「音楽の殿堂」である「カーネギー・ホール」でジャズのコンサートが開かれるのは特別なことである。そしてそのステージに日本人が立つという事は尚更名誉なことである。  秋吉敏子が「滞米35周年記念 ...

 続くライブ盤の『CARNEGIE HALL CONCERT』と対になる秋吉敏子の「滞米35周年記念」アルバム。その第一弾がスタジオ盤の『CHIC LADY』(以下『シック・レディ』)。  『シック・レディ』は,ピアノ・トリオ編成を軸に曲に応じてクインテ ...

 秀逸なオリジナル曲で有名な秋吉敏子がピアノ・トリオで演奏するのは,そのデビューの時から演奏するのは少々のオリジナル曲と大半を占めるカバー曲。  つまり秋吉敏子がピアノ・トリオ編成でレコーディングする時には「作曲家」ではなく純粋に「演奏家」としての秋吉敏子 ...

 四季にちなんだスタンダードをピアノ・トリオで演奏した『FOUR SEASONS』(以下『四季』)は秋吉敏子初のコンセプト・アルバム。  ジャズの世界には『四季』のようなコンセプト・アルバムは多いが,大抵は【SPRING IS HERE】や【SUMMER  ...

 『INTERLUDE』(以下『インタールード』)を聴いていると秋吉敏子の音楽活動の主軸がビッグ・バンドの主宰にあるとはにわかに信じられない。  『インタールード』での,繊細な音の紡ぎ方は,紛れもなくピアノ・トリオを主戦場とするピアニストの音である。ピアノ ...

 秋吉敏子が再結成した東海岸のビッグ・バンドは『CARNEGIE HALL CONCERT』で,やっと解散前の西海岸のビッグ・バンドのレベルに追いついたと思っている。  ではその前作となる『WISHING PEACE』はダメなのかというとその反対である。理 ...

 『TIME STREAM』(以下『タイム・ストリーム』)の出来の良さが,秋吉敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンド解散後の,秋吉敏子・ジャズ・オーケストラ・フィーチャリング・ルー・タバキン・ビッグ・バンドとピアノ・トリオの「二刀流」という活動方針を決定付 ...

 秋吉敏子の創造の中心とは,やっぱりビッグ・バンドなんだ。ビッグ・バンドがどうしても忘れられないんだ。  ある意味,秋吉敏子の性格からして秋吉敏子・ジャズ・オーケストラ・フィーチャリング・ルー・タバキン・ビッグ・バンドの結成は必然の結果なのだ。  NO!  ...

 秋吉敏子は人生で2回「燃え尽きている」。1回目は『INSIGHTS』,そして2回目は『EUROPEAN MEMOIRS』である。  『INSIGHTS』の時は内部要因である。クリエイターとして完全放電。自分の持つもの全部を出し切り「燃え尽きた」。秋吉敏子 ...

 もしや固定メンバーの離脱は“世界一のビッグ・バンド”秋吉敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンドのハードな過密日程だったのでは? 5月に日本ツアー〜7月に3週間のヨーロッパ・ツアー〜8月に日本のジャズ・フェスティバルに出演した後はカレッジでのクリニック〜全米 ...

 『フェアウェル』で唐突に起こったメンバー・チェンジ,そして『FROM TOSHIKO WITH LOVE』(以下『トシコから愛をこめて』)で突然起きた秋吉敏子のオリジナルだけを演奏し続けるというトシコ=タバキン・ビッグ・バンドの暗黙のルールの放棄。  秋 ...

 こんなことってある? 全8曲がアルバム2枚に分かれて4曲と4曲。そのうちのTOP4が全部2枚目に入ることなんてある? 2枚目の発売が予定されていない中で,敢えてB級品を先出しする? 意味が違うことは承知の上で書くと,完全に「後出しじゃんけん」じゃん。 ...

 秋吉敏子が影響を受けたジャズメンとして名前が挙がるのは決まってデューク・エリントンである。確かにデューク・エリントンからの影響は無視できないと思う。  しかし管理人が活字ではなく音を聴いてイメージするのはデューク・エリントンよりもチャールス・ミンガスの方 ...

 秋吉敏子の楽曲は本当にいいものがたくさんあるが,個人的に秋吉敏子の楽曲の中で一にも二にも大好きなのが,何を隠そう【すみ絵】である。    秋吉敏子の楽曲の特徴は,どれだけアメリカ暮らしが長かろうとも,でもだからこそなのだろうけどその作風は日本への郷愁を表 ...

 『FINESSE』で大いにリフレッシュできた秋吉敏子が,再びクリエイティブなビッグ・バンドを動かし始めた『SALTED GINGKO NUTS』(以下『塩銀杏』)がゴキゲンなアルバムである。  個人的には回を重ねるごとに出番が減少していた秋吉敏子のピア ...

 『FINESSE』(以下『フィネス』)は秋吉敏子の,というよりもピアノ・トリオの名盤中の名盤だと思う。24歳を過ぎたあたりから大好きでよく聴いていたから,もう20年ぐらい聴き続けている。  今回,秋吉敏子の名盤群を時系列で聴いてみて『フィネス』が「突然 ...

 「東のサド=メル,西のトシコ=タバキン」と称しているのは管理人だけかもしれないが?実際に秋吉敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンドがダウンビート誌の国際批評家投票で「最も注目すべきビッグ・バンド」に選出されている。  そんな“西海岸から世界を獲った”秋吉 ...

 流石の秋吉敏子も超大作『INSIGHTS』で“燃え尽き”を経験したのだと思う。  『MARCH OF THE TADPOLES』(以下『マーチ・オブ・ザ・タッドポールズ』)で今でも聴くのは【NOTORIOUS TOURIST FROM EAST】1曲だけ ...

 秋吉敏子と来れば『孤軍』の次は『INSIGHTS』(以下『インサイツ』)であろう。『インサイツ』は“世紀の大傑作”である。それくらいに『インサイツ』が凄すぎる。濃厚すぎる。  まずは結論を書く。『孤軍』と肩を並べる超名盤であるが,再発8枚組を買うまでは ...

 BMGの「プライム・ワン・シリーズ」の再発から漏れていた『ROAD TIME』(以下『ロード・タイム』)が世界初CD化。同じく世界初CD化の2枚『ライヴ・アット・ニューポート '77』『ライヴ・アット・ニューポートⅡ』の“喉から手が出るほど欲しかった”秋吉 ...

 『孤軍』『ロング・イエロー・ロード』と,日本の伝統音楽とアメリカン・ジャズを織り交ぜて独自路線を追求してきた秋吉敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンドが,日本人の視点から見たアメリカン・ジャズを表現したのが『TALES OF A COURTESAN(OI ...

 恥ずかしながら管理人,秋吉敏子の“最高傑作”に『孤軍』を指名しているにも関わらず秋吉敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンド名義のアルバムは長らく『孤軍』1枚のみ。秋吉敏子・ジャズ・オーケストラ・フィーチャリング・ルー・タバキン名義の方も長らく『WISHI ...

 秋吉敏子の“最高傑作”は『KOGUN』(以下『孤軍』)である。『孤軍』を聴く頻度はそれほどでもない。大量名盤群の秋吉敏子なのだから『孤軍』より出来の良いアルバムもたくさんある。  ただし秋吉敏子で何を聴こうか迷った時に,大抵,手が伸びてしまうアルバムが『 ...

 『EAST & WEST』(以下『イースト&ウエスト』)は1973年のリリ−スであるが録音は1963年のアルバムである。つまり秋吉敏子が「トシコ・マリアーノ」であった時のチャーリー・マリアーノとの共作である。  チャーリー・マリアーノはゲイリー・ピ−コッ ...

 『TOSHIKO AND MODERN JAZZ』(以下『トシコ&モダン・ジャズ』)のレコーディングのきっかけは,日本における空前のジャズ・ブームにあった。← 管理人は生まれていませんが。  1961年のアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの来 ...

 タイトルが『THE MANY SIDES OF TOSHIKO』(以下『トシコ 旧友に会う』)ですよ。完全にアメリカ在住のジャズメン目線ですよ。もはやJ−ジャズ界のボスですよ。秋吉敏子さまさまですよ。  『トシコ 旧友に会う』は,アメリカに行っても活躍 ...

 バークリー音楽院を卒業後,日本へ戻るではなく挑戦を続けるためにニューヨークへ進出することにした秋吉敏子にとっての「勝負の1枚」が『THE MANY SIDES OF TOSHIKO』(以下『メニー・サイズ・オブ・トシコ』)である。  『メニー・サイズ・ ...

 『HER TRIO HER QUARTET』(以下『トリオ&カルテット』)は秋吉敏子初のホーン入りアルバム。これが最高の内容で秋吉敏子に一気にのめり込んでしまった。  ピアノ・トリオにアルト・サックスが加わったカルテット編成は,実は秋吉敏子にとってお手 ...

 『TOSHIKO’S PIANO』では“パウエル派”を丸出ししていた秋吉敏子がアメリカに渡って変化した。  バド・パウエル一辺倒ではジャズの本場では通用しないことを実感したのだろう。バド・パウエルに代わる自分のスタイル,自分のオリジナリティー,自分のアイ ...

 『TOSHIKO’S PIANO』(以下『トシコズ・ピアノ』)を聴いていると,Jージャズの黎明期について自然と頭がワープしてしまう。  「オリジナリティーの塊」であるはずの秋吉敏子が完全にバド・パウエルしている。これぞJージャズ黎明期ならではのジャズ・ピ ...

↑このページのトップヘ

Copyright (C) 2005-2026 アドリブログ JAZZ/FUSION All Rights Reserved.