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ジャズ/フュージョン批評BLOG CDレビュー 名盤ガイド:CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

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 ウェザー・リポートのライブDVD=『LIVE IN MONTREUX』は“最高なのに最悪”なDVDである。  何が最高かって? 『LIVE IN MONTREUX』のウェザー・リポートはバンドの“成長期”に当たっている。ライブ・バンドであったウェザー・ ...

『PORTRAIT OF JACO』の4曲目は【A REMARK YOU MADE】(以下【お前のしるし】)。  ウェザー・リポートの【お前のしるし】は,作者であるジョー・ザビヌルがジャコ・パストリアスのベース・ソロを意識して書き上げた曲として有名である ...

『PORTRAIT OF JACO』の1曲目は【PORTRAIT OF TRACY】(以下【トレイシーの肖像】)。  世界一のジャコパス・フリーク=ブライアン・ブロンバーグが,ジャコパスの勝負曲=【トレイシーの肖像】で勝負に出た!  【トレイシーの肖像】 ...

 ジャズメンにとって,トリビュート・アルバムの製作は,そのジャズメンをオマージュとして,自分自身を見つめ直すことである。そのジャズメンからの拭い去れない影響を意識しながら,自分自身のアイデンティティを確立する作業である。  その結果,出来上がったトリビュー ...

『AZURE』の10曲目は【FLAG STAFF】(以下【フラッグ・スタッフ】)。  【フラッグ・スタッフ】とは「リッピントンズ・フィーチャリング・天野清継」で間違いない。  ストーリー性のあるメロディーの展開は,完全にラス・フリーマンのアレである。天野清 ...

『AZURE』の5曲目は【FOOT STEPS】(以下【フット・ステップス】)。  来ました! 強烈エレキ・ギターの掻きむしりナンバー! 管理人は『アズール』で天野清継が一番聴かせたかったのは“いきり立った”【フット・ステップ】だと思っている。  国府弘 ...

『AZURE』の4曲目は【OKINAWA】(以下【オキナワ】)。  【オキナワ】は沖縄のことだと思うのだが,天野清継のギターにリー・リトナーが被って聞こえてしまうから【オキナワ】とは沖縄の海ではなく【キャプテン・カリブ】からのカリブ海をインスピレーション ...

『AZURE』の3曲目は【SO LONG】(以下【ソー・ロング】)。  【マウント・フッド】がリー・リトナーなら【ソー・ロング】はラリー・カールトンである。雰囲気ありあり〜。  【ソー・ロング】はシャッフル・ビートのバラード調で,ファンキーっぽいサビの美 ...

『AZURE』の2曲目は【MT.HOOD】(以下【マウント・フッド】)。  【アズール】+【マウント・フッド】のワン・ツーの存在が『アズール』にクラシック調を連想させる原因である。  【マウント・フッド】がどことなく「くるみ割り人形」っぽいと思うし,ドラム ...

『AZURE』の1曲目は【AZURE〜POLOVETSIAN DANCE FROM OPERA“PRICE IGOR”】(以下【アズール】)。  『AZURE』の中では毛色の異なる【アズール】であるが,それだから悪いということではなく【アズール】はやっぱ ...

 天野清継と来れば,何と言っても『AZURE』(以下『アズール』)であろう。  デビュー作にして【AZURE〜POLOVETSIAN DANCE FROM OPERA“PRICE IGOR”】で,いきなり「ピースライト」のTVCMタイアップ曲獲得(いつもの ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の7曲目は【SEEDING DOWN】(以下【稲が種あよー】)。  ラストの【稲が種あよー】は,熱風が続いたライブをクールダウンさせてくれる「島唄」をモチーフとした楽曲とのこと ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の6曲目は【USSAN−UTPOPO】(以下【鬱散・うっぽぽ】)。  【鬱散・うっぽぽ】のリフとリズムは,誰がどう聴いても,ランドゥーガによる「阿波おどり」であろう。  とにか ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の4曲目は【WELL DIGGER’S SONG】(以下【井戸替え唄】)。  コール&レスポンスと来ればゴスペル,ブルース,ジャズ,ソウルといったアフリカ系アメリカンの黒人音楽 ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の3曲目は【SUTEMARU】(以下【捨丸囃子】)。  【捨丸囃子】は「伊予万歳」で歌われる「豊年踊り」のメロディーを引用し,祭り囃子を想起させるリズムと錯綜させることによって ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の2曲目は【THE KING BEHIND THE MASK】(以下【陵王伝】)。  【陵王伝】は,ソプラノ・サックスを笙に見立てた「雅楽」フュージョン。  真にウェイン・ショー ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の1曲目は【SEINE DRAGGING SONG】(以下【磯浦網引き唄】)。  以前に佐藤允彦の解説を聞いたことがあるのだが【磯浦網引き唄】は,日本民謡の【江差追分】をモチー ...

 キーボードの佐藤允彦,ソプラノ・サックスのウェイン・ショーター,アルト・サックスの梅津和時,テナー・サックスの峰厚介,トロンボーンのレイ・アンダーソン,ギターの土方隆行,ベースの岡沢章,ドラムのアレックス・アクーニャ,パーカッションの高田みどりとナナ・ ...

『POLITICS』の10曲目は【EVENING DANCE】(以下【イヴニング・ダンス】)。  【イヴニング・ダンス】は,ジャズ好きなら絶対に“燃える”(“萌える”?)!  クールからホット,ホットからクールへのスムーズな展開力。曲想がジワジワと盛り上が ...

『POLITICS』の7曲目は【HELIX】(以下【ヘリックス】)。  【ヘリックス】は“超クール”なジャズ・ナンバー! そこへフュージョン特有の“キメ”が入ってくるからたまらない。これこそイエロージャケッツの“新・お家芸”!  冒頭から続くテーマが素晴 ...

『POLITICS』の4曲目は【GALILEO(FOR JACO)】(以下【ガリレオ(ジャコに捧ぐ)】)。  ジャコ・パストリアスに捧げられた【ガリレオ(ジャコに捧ぐ)】は,イエロージャケッツ版【お前のしるし】である。  【お前のしるし】とは,言わずと知 ...

『POLITICS』の3曲目は【LOCAL HERO】(以下【ローカル・ヒーロー】)。  【ローカル・ヒーロー】と言えば,今ではボーカル・ナンバーの方が有名であるが“元祖”サックス・バージョンもどうして…。アルト歌手=マーク・ルッソがよく“歌っている”。 ...

『POLITICS』の2曲目は【TORTOISE & THE HARE】(以下【カメとうさぎ】)。  【カメとうさぎ】は「カメとうさぎ」ではなく“チーター”!? 「3歩進んで2歩下がる〜」って書いたら,どれだけの読者に伝わるかな?  「3歩進んで2歩下がる ...

『POLITICS』の1曲目は【OZ】。  【OZ】の,このイントロが“も〜うたまらない”。ジミー・ハスリップの“うなる”ベースとウィリアム・ケネディの“JAZZY”なドラムが一体となって,重低音のビートを前へ前へと押し出している。  そこへラッセル・フェ ...

 ウェザー・リポート亡き後,ジャズ界を強力に引っ張るコンボは未だ現われていない。  パット・メセニー・グループにしてもフォープレイにしても,発売と同時にマニアからも批評家からも絶賛,もしくはバッシングされるような“一目置かれる存在”までには達し得ていない。 ...

『PURE HEARTS』の11曲目は【HAPPIEST YOU(FOR YOUR WEDDING)】(以下【ハッピエスト・ユー(フォー・ユア・ウェディング)】)。  【ハッピエスト・ユー(フォー・ユア・ウェディング)】は,親友の結婚式で友人代表としてス ...

『PURE HEARTS』の1曲目は【SMOOTH STRUTTIN’】(以下【スムーズ・ストラッティン】)。  『ピュア・ハート』のキャッチ・コピーは「気分のいい朝。洗いざらしのシャツに袖を通す瞬間。これから始まる一日エールを送る国府弘子のMUSIC」 ...

 国府弘子自らが公言する“初期の代表作”『PURE HEART』(以下『ピュア・ハート』)を聴いたのは“最高傑作”『PIANO LETTER』を聴いた後のことである。  『PIANO LETTER』の2大名曲【さくら便り】と【忘れないよ】に,いたく心を打 ...

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