『AL HAIG QUARTET』の4曲目は【YOU STEPPED OUT OF A DREAM】(以下【夢からさめて】)。 【夢からさめて】でのアル・ヘイグのジャズ・ピアノは,前後に押したり引いたり,左右にいなしたりの凄テクで聴く者の心を揺さぶりつ ...
[CDレヴュー] アル・ヘイグ / アル・ヘイグ・カルテット / YOU GO TO MY HEAD
『AL HAIG QUARTET』の3曲目は【YOU GO TO MY HEAD】(以下【ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド】)。 アル・ヘイグに限ったことではないが,概ね,バップ期の録音はダイナミックレンジはない。だからといって中域が豊かでもない。バスド ...
[CDレヴュー] アル・ヘイグ / アル・ヘイグ・カルテット / TEA FOR TWO
『AL HAIG QUARTET』の2曲目は【TEA FOR TWO】(以下【二人でお茶を】)。 あの爆走するバド・パウエルの【二人でお茶を】を聴き込んだ身としては,アル・ヘイグの【二人でお茶を】が気持ち良く感じられる。 尤も,アル・ヘイグの【二人で ...
[CDレヴュー] アル・ヘイグ / アル・ヘイグ・カルテット / SWEET LORRAINE
『AL HAIG QUARTET』の1曲目は【SWEET LORRAINE】(以下【スイート・ロレイン】)。 イントロのあたま7秒間のアル・ヘイグのピアノ・ソロからして「これから軽快にバウンスするぞ」の雰囲気アリアリの1曲であるが,この全ては「演出家」 ...
[CDレヴュー] アル・ヘイグ / アル・ヘイグ・カルテット
「白人バップ・ピアニスト」の最高峰,それがアル・ヘイグである。この言葉はジャズ・ピアノの通説であり,この言葉に異論などない。 それなのに実際のアル・ヘイグの評価が余りにも低い。バド・パウエル,セロニアス・モンクに次ぐ,バップ・ピアニストの3番手をアー ...
[CDレヴュー] チャーリー・パーカー / ナウズ・ザ・タイム / CONFIRMATION
『NOW’S THE TIME』の12曲目は【CONFIRMATION】(以下【コンファメイション】)。 【コンファメイション】を聴き終えた後の“爽快感”が実に気持ちいい! ノリノリの“流ちょうな”アドリブはチャーリー・パーカーの真骨頂&専売特許! ...
[CDレヴュー] チャーリー・パーカー / ナウズ・ザ・タイム / CHI CHI (ALTERNATE TAKE2)
『NOW’S THE TIME』の9曲目は【CHI CHI(ALTERNATE TAKE)】(以下【チ・チ(別テイク2)】)。 【チ・チ(別テイク2)】は【チ・チ】と【チ・チ(別テイク)】での失敗箇所の録り直し。しかしこれが返り討ちにあおうとは…。 ...
[CDレヴュー] チャーリー・パーカー / ナウズ・ザ・タイム / CHI CHI (ALTERNATE TAKE)
『NOW’S THE TIME』の8曲目は【CHI CHI(ALTERNATE TAKE)】(以下【チ・チ(別テイク)】)。 【チ・チ(別テイク)】は【チ・チ】での失敗箇所の録り直し。しかしこれが返り討ちにあおうとは…。 テーマの提示に続く,チャーリ ...
[CDレヴュー] チャーリー・パーカー / ナウズ・ザ・タイム / CHI CHI
『NOW’S THE TIME』の7曲目は【CHI CHI】(以下【チ・チ】)。 【チ・チ】は,チャーリー・パーカーがマックス・ローチの家の食卓の上で即興で書いたトラックである。 この「端正な」ブルースを聴く限り,瞬間芸としてのアドリブも,きっちりとし ...
[CDレヴュー] チャーリー・パーカー / ナウズ・ザ・タイム
「弟子から師に入る」。このような“ことわざ”などないのだが,管理人にとってチャーリー・パーカーは「そう呼ばざるを得ない」存在である。 渡辺貞夫を通してパーカー・フレーズに接していたので“本物のパーカー節”を初めて耳にした時,正直「なんだ,ナベサダじゃ ...