アドリブをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION

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 「熱帯JAZZ楽団」は「カヴァーを超えるオリジナル」を楽しみとする管理人。  オリジナル・ベスト集『ⅩⅡ 〜THE ORIGINALS〜』だが,収録曲の三分の二はコレクション済だったので買わなくても良かったのだが,ちょうどセールのタイミングでGET。新 ...

 『IN THE TRADITION VOL.1』(以下『イン・ザ・トラディション VOL.1』)の購入目的はアンソニー・ブラクストンではなかった。  尤もアンソニー・ブラクストンの演奏を1度も聴いたことがなかったので,どんなものかという興味もあった。しか ...

 『ⅩⅠ 〜LET’S GROOVE〜』とは「熱帯JAZZ楽団」ではなく「熱帯POPS楽団」のような,誰もが知っているハッピー&グルーヴィンな「ラテン・ポップス・ビッグ・バンド」集。  「熱帯JAZZ楽団」がここまでJAZZを捨てて来るとは? 正直『ⅩⅠ ...

 ゲイリー・バーツとソニー・フォーチュンである。この2人の名前の並びを見ると,ゲイリー・バーツ個人でもソニー・フォーチュン個人でもなく,一気に電化マイルス・モードへトリップしてしまう。  それぐらいにマイルス・デイビスの信者にとってはパワーのある名前であ ...

 『Ⅹ 〜SWING CON CLAVE〜』は,ウディ・ハーマン,カウント・ベイシー,グレン・ミラーのスイング・ジャズの定番曲に焦点を当てた正統派ビッグ・バンドとしての演奏集。  スイング・ジャズの特長とはソロやアドリブというよりアレンジ命。個性溢れる名 ...

 『Ⅸ 〜MAS TROPICAL!〜』に渡辺貞夫がゲスト参加すると聞きつけた時,もしや「熱帯JAZZ楽団」が渡辺貞夫を喰ってしまうのでは?と期待したのだが,やっぱり渡辺貞夫は渡辺貞夫。  ズバリ『Ⅸ 〜MAS TROPICAL!〜』の真実とは「渡辺貞夫  ...

 あのパット・メセニーが「30年振りに指名した木管奏者」なのだから,クリス・ポッターが「世界一」の称号で呼ばれたとしても,別段気に留めることはなかった。  ただし自分自身の中で,お奨めのサックス奏者は?と尋ねられてもクリス・ポッターと答えたことは一度もなか ...

 管理人はブートは買わない。と言いつつも,買ったことがないだけで友人から借りて聞いたことはある。ユーチューブもブートみたいなものと考えると時々ブートを聞いていることになる。でも(これからも絶対に買わないとは言い切れないが)基本的にブートは買っていない。 ...

 管理人は基本的に大編成ものは好みではない。ビッグ・バンドを日常ではほとんど聴かない。それは「熱帯JAZZ楽団」に関しても同じこと。  ハーモニーやアンサンブルもそれ自体は好きではあるが,どうにも演奏が鈍いというか「ジャズとはアドリブ芸術」人間なので「熱帯 ...

 「フル・ムーン」と「ラーセン=フェイトン・バンド」は別物か否か? それって「ザ・スクェア」と「T−スクェア」は別物か否か?と尋ねているようなものなのに…。  そう。ニール・ラーセンのキーボードとバジー・フェイトンのヴォーカル&ギターがバンドの不動の2T ...

 『Ⅳ 〜LA RUMBA〜』に関しては「熱帯JAZZ楽団」というよりも「JIMSAKU」への思い出が強くなったアルバムとして今でも印象に残っている。  というのも“掴み”の2曲【ドゥエニョ・デル・ソラール】と【ディア・ミスター・ジョーンズ】が強力すぎて, ...

 「フル・ムーン」の『FULL MOON』。リリースしたのが時代に早すぎたがゆえにアルバムは売れずにバンドは解散してしまった。  「フル・ムーン」の分身である「ラーセン=フェイトン・バンド」名義の『LARSEN−FEITEN BAND』(以下『ラーセン=フ ...

 「熱帯JAZZ楽団」(「TROPICAL JAZZ BIG BAND」)。それは「熱帯」を名乗っているがラテンではない。「JAZZ」を名乗っているがジャズではない。「楽団」を名乗っているがビッグ・バンドはない。  管理人は「熱帯JAZZ楽団」=ラテン・ ...

 「フル・ムーン」のバンド名の変遷の歴史。最初のバンド名が「フル・ムーン」。次が「ラーセン・フェイトン・バンド」。その次が「フル・ムーン」。  バンド名が復活した理由はまたの機会に書くとして,要するに「フル・ムーン」とは「ラーセン・フェイトン・バンド」。 ...

 「スイングジャーナル」誌,2000年10月号掲載,岩波洋三,大村幸則,小川隆夫,小西啓一,杉田宏樹,高井信成,中条省平,成田正,藤本史昭,村井康司,田中伊佐資,淡谷幸次の12名のジャズ評論家が選んだ「21世紀に残したいジャズBEST&BEST100:ジ ...

 何だか1度野獣王国を経由したら,野獣以降の是方博邦,野獣以降の難波弘之,野獣以降の鳴瀬善博,野獣以降の東原力哉の聴き方が変わってしまったようでして…。  野獣王国の良い所は,メンバー全員がフュージョン界の重鎮ながら,バンドとしてはまだ走り出したばかりの ...

 ウイントン・マルサリスにジョシュア・レッドマンにチャーネット・モフェット。その共通項とは「2世ジャズメン」となる。  しかし,この3人に限っては単なる「2世ジャズメン」という言葉では言葉でが足りない。今や“親の七光り”を超えて,ジャズ界全体にまで影響を及 ...

 ブラッド・メルドーの“芸術”にハマッタ。しばらくは抜け出せそうにない。ブラッド・メルドーにはもっとピアノ・ソロを出してほしい。  ブラッド・メルドー初のピアノ・ソロ『ELEGIAC CYCLE』(以下『エレゲイア・サイクル』)を1週した時には,こんな感 ...

 クルト・ワイルという作曲家など良く知らない。だからテザード・ムーンによる「クルト・ワイル集」『PLAY KURT WEILL』(以下『プレイ・クルト・ワイル』)の,どこがどう凄いかはうまく説明できない。  ただこれだけは言える。『プレイ・クルト・ワイル』 ...

 『FRUITCAKE 3 SUMMER REMINISCENCE』(以下『フルーツケーキ 3 サマー・レミニスンス』)を聴いて思うこと。  それはフルーツケーキはなぜこうも音楽スタイルを変えるのか? 売れているのに急ぎ過ぎではなかったのか?  『FRUI ...

 山中千尋の『PRIMA DEL TRAMONTO』(以下『プリマ・デル・トラモント』)は「ミセス・山中千尋」のものであって「ちーたん」のものではない。  管理人がこう宣言するのは(こう宣言しなければならなくなったのは)『プリマ・デル・トラモント』のCD ...

 耳タコのように『FRUITCAKE』を聴きまくって,友達にフルーツケーキを勧めていたら「新しもの好き」が評判となり,学年中で株が高騰していた?セラビー。  みんなに勧めていた手前,ポシャッタらおしまいという気持ちの中で『FRUITCAKE 2』(以下『フ ...

 ヨーロッパ発のフュージョン・バンドの四天王。それがシャカタク,レヴェル42,メゾフォルテ,フルーツケーキである。  そのうちシャカタクとレヴェル42は「ブリティッシュ・ファンク」と称される,上物はお洒落なロマンティック系なのに下物はビンビン・ビートがた ...

 カシオペアの40周年記念盤『PANSPERMIA』が出た。  カシオペアの40周年記念は,手放しに「めでたい」限りではあるが,継続して活動してきたスクェアとは違ってカシオペアには活動休止の期間が6年もあるし,個人的にもカシオペアから離れていた期間が4,5 ...

 管理人は昔は完全に「演奏派」であったが,最近,自分は「演奏の前に曲が好きなんだ」ということを自覚している。上原ひろみがピアノ科ではなく作曲科に進んだのは正解だよなぁ。  ジャズ界にも名作曲家が幾百人と存在するが,有名どころの名前が挙がって出尽くしたと思 ...

 『JAMZZ#1』は「和製EJT」。『JAMZZ#2』はクラブ・ジャズ。『JAMZZ#3』にもなるとジャンルレスでボーダーレス。  『JAMZZ#3』は,ただただ気持ちの良い音楽である。ただただ西嶋徹がクリエイトし,ただただ岩瀬立飛がエモーションし,た ...

 ピアノのチック・コリア,ベースのクリスチャン・マクブライド,ドラムのブライアン・ブレイドによる,チック・コリアの何代目かの新ピアノ・トリオによるライブ盤『TRILOGY 2』(以下『トリロジー2』)が真に素晴らしい。  リスナーのすぐ目の前でチック・コ ...

 「WEST/ROCK/WOODS」については『JAMZZ#1』が普通すぎて期待外れだったので,もう買うつもりはなかったのだが,某ジャズ友から「セラビーだったら絶対好きなはずだから!」と猛プッシュを受け,お金をドブに捨ててもよいと思ったので『JAMZZ# ...

 『THE BENNIE WALLACE TRIO & CHICK COREA』(以下『ベニー・ウォレス&チック・コリア』)は,サイドメンとして参加した“チック・コリア買い”であった。  …というか,テナー・サックスのベニー・ウォレスって誰? お恥ずかし ...

 【レッド・クレイ】に関しては,フレディ・ハバードの決定的な代表曲になったばかりか「CTIオールスターズ」や「V.S.O.P.」のレパートリーにもなった。  ズバリ,フレディ・ハバードの“最高傑作”が『RED CLAY』(以下『レッド・クレイ』)である。 ...

 西嶋徹のWEST,岩瀬立飛のROCK,林正樹のWOODS。それぞれの頭文字を取って結成されたピアノ・トリオの「WEST/ROCK/WOODS」。  木住野佳子との西嶋徹のベース,国府弘子とアキコ・グレースとの岩瀬立飛のドラム,菊地成孔との林正樹のピアノ ...

 フレディ・ハバードにとって『BLUE SPIRITS』(以下『ブルー・スピリッツ』)は,ハービー・ハンコックの『エンピリアン・アイルズ』『処女航海』やウエイン・ショーターの『スピーク・ノー・イーヴル』録音の時期と重なる「油の乗り切った」最良の時代の演奏 ...

 フレディ・ハバードがジャズ・メッセンジャーズから独立し,自分のグループで活動を始めたのが『BREAKING POINT』(以下『ブレイキング・ポイント』)からである。  これまでは何だかんだと称賛されても,所詮雇われ稼業。自分の音楽を追及したかったフレデ ...

 今では一般の日常語となった「スピリチュアル」という言葉はいつ頃から世間に定着したのだろう。恐らくは美輪明宏のあのTV番組のせいなのだろう。この世は「スピリチュアル」の花盛り。猫も杓子も「スピリチュアル」の文字を見る。  しかし,巷に「スピリチュアル」が ...

 『THE BODY & THE SOUL』(以下『ボディ・アンド・ソウル』)の主役はフレディ・ハバードではない。ウェイン・ショーターである。  そんな主役の2人は共にジャズ・メッセンジャーズの同僚として活動中。共演を重ね,新しいアンサンブルを重ねながら ...

 松岡直也の「音楽活動40周年」祭りのテーマは「東京発ラテン・ダンス・ミュージック」。  いつものラテン・フュージョンをベースに,ブラスとストリングス,さらにはヴォーカル&コーラスが加わった“マンボ・ナオヤ”の世界が広がるのが『DANCE UPON A T ...

 『HUB−TONES』(以下『ハブ・トーンズ』)でフレディ・ハバードが一皮むけた。  『ハブ・トーンズ』でフレディ・ハバードがジャズ・ジャイアントの仲間入りを果たした。  『ハブ・トーンズ』以前のフレディ・ハバードの強みとは「超一流トランペッター」の1点 ...

 坪口昌恭というキーボード・プレイヤー。それは「東京ザヴィヌルバッハ」の人であり「DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN(DCPRG)」の人だった。 ( 現在では「菊地成孔ダブ・セクステット」の坪口昌恭が一番のお気に入り! ) ...

 『HUB CAP』(以下『ハブ・キャップ』)自体の出来はイマイチである。  しかし『ハブ・キャップ』には,ジャズ界のその後,を先取りしたフレディ・ハバードの功績について語られるべきであろう。フレディ・ハバードは一介のトランペッターではない。  フレディ・ ...

 『VIGOROUS』を買ったのは東京ザヴィヌルバッハの『A8V(ON THE EARTH)』を買った3日後のことだったことを覚えている。  『A8V(ON THE EARTH)』にハマッタ。そして坪口昌恭にハマッタ。そしてよく調べもせずにアマゾンで坪口昌 ...

 フレディ・ハバードのリーダー・アルバムである。フレディ・ハバードのデビュー盤である。なのに“からっきし目立っていなかった”『オープン・セサミ』でのフレディ・ハバード。  ティナ・ブルックスである。マッコイ・タイナーである。当時はまだ無名の2人との共演であ ...

 “凄腕ドラマー”大槻“KALTA”英宣については小沼ようすけ繋がりで追いかけるようになった。  「TKY」「AQUAPIT」のドラマーは大槻“KALTA”英宣以外には務まらなかったと思っている。管理人世代を熱狂させてくれる沼澤尚の次世代を担うJAM系ドラ ...

 ジャズの王者はトランペットである。そんな「王様のトランペッター」を語っていくとフレディ・ハバードの名前は外せない。  しかし,フレディ・ハバードのトランペットが本当に良いのは「新主流派」以降である。加えてフレディ・ハバードのトランペットが本当に良いのはサ ...

 『HORIZON』を一聴して強く感じたことは“河野啓三の偉大さ”であった。  河野啓三の不在が痛い。河野啓三がいないと「伝統のスクェア・サウンド」が成立しないことを思い知らされた気分がした。  …と言うのも実はこんなエピソードがある。以前にどこかのLIV ...

 デビュー・アルバム『MASATO』で“天下を獲った”今津雅仁! 日本中の全ジャズ・ファンが期待値MAXで迎えた2ndが『WHAT’S A MELODY?』。 ( 『MASATO』はスイングジャーナル誌主催「ジャズ・ディスク大賞」【日本ジャズ賞】受賞! ) ...

 エルモ・ホープと来ればバド・パウエルの“バーター”というのが定説である。  その心は「バド・パウエル崩れ」で語られるよりも「ソニー・クラーク系マイナー崩れ」の方が正しいと思っている。  『ELMO HOPE TRIO』(以下『エルモ・ホープ・トリオ』)は ...

 世紀の大名盤『フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ〜スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!』から15年。アル・ディ・メオラ,ジョン・マクラフリン,パコ・デ・ルシアの3人組による「スーパー・ギター・トリオ」が帰ってきてくれた。  ただし,自分たちが作り上 ...

 フランク・アヴィタビレの『JUST PLAY』(以下『ジャスト・プレイ』)とは国府弘子の『PIANO TAPESTRY』〜『PIANO ANNIVERSARY』〜『PIANO VOICES』の続編となるピアノ・ソロ・アルバムである。  騙されたと思って ...

 勝田一樹の1st『KAZUKI KATSUTA』を昨年買った。理由はDIMENSIONのニュー・アルバムが出ないと分かったから!  勝田一樹がなぜこのタイミングでソロ・アルバムと思ったのが2014年のこと。『KAZUKI KATSUTA』のリリースはDI ...

 ミシェル・ペトルチアーニ直系という触れ込みも『IN TRADITIONAL』でのバド・パウエル集の印象が薄く,結局は“雨後の筍”の一人というのがフランク・アヴィタビレに対する管理人の評価だった。  だからフランク・アヴィタビレの2nd『RIGHT TI ...

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