「VARIOUS ARTISTS:(国内・海外)企画盤批評」の一発目。これからUPすることになるオムニバス・アルバムはジャズ雑誌系,ラジオ局系,レーベル系等が登場するあるが,俗にいうアーティスト混在のオムニバス・アルバムはこれ1枚ぽっきりの『JAZZ ...
[DVDレヴュー] マイルス・デイビス / PLAY IT COOL
今でこそジャズCDもアルバム1枚での,トータル・コーディネイトの統一感,が重視されているが,その昔のブルーノートやらコンテンポラリーやらサヴォイやらの名盤の多くは,切り貼りだらけの折衷盤であった。 「おいおい,なんでこんなに録音日もメンバーも音質もバラ ...
[DVDレヴュー] ディジョネット・ハンコック・ホランド・メセニー / イン・コンサート <HDライヴ>
ジャズとフュージョンのハザマをマイ・ブームの波に揺られて行ったり来たりしているパット・メセニー。1990年のパット・メセニーのマイ・ブームは「ジャズ一辺倒」。 デイヴ・ホランド&ロイ・ヘインズの大物と組んだギター・トリオの『クエスチョン&アンサー』に続 ...
[DVDレヴュー] ハービー・ハンコック・トリオ / ハリケーン!
ハービー・ハンコック,ロン・カーター,トニー・ウィリアムスによるハービー・ハンコック・トリオが“表”ハービー・ハンコック・トリオならば,ハービー・ハンコック,ロン・カーター,ビリー・コブハムによるハービー・ハンコック・トリオが“裏”ハービー・ハンコック ...
[CDレヴュー] ハーヴィー・メイソン / マーチング・イン・ザ・ストリート / BUILDING LOVE(HYMN)
『MARCHING IN THE STREET』の7曲目は【BUILDING LOVE(NYMN)】(以下【ビルディング・ラブ】)。 ゴスペル・タッチの【ビルディング・ラブ】に「コンポーザー」ハーヴィー・メイソンの“天才”を聴く! 後に数多くの名曲を書 ...
[CDレヴュー] ハーヴィー・メイソン / マーチング・イン・ザ・ストリート / WILD RICE
『MARCHING IN THE STREET』の4曲目は【WILD RICE】(以下【ワイルド・ライス】)。 ハービー・ハンコック率いるヘッドハンターズでは実現しなかったであろう,ハーヴィー・メイソンが率いるヘッドハンターズへのリー・リトナーの「道場 ...
[CDレヴュー] ハーヴィー・メイソン / マーチング・イン・ザ・ストリート / HOP SCOTCH
『MARCHING IN THE STREET』の3曲目は【HOP SCOTCH】(以下【ホップ・スコッチ】)。 これぞハービー・ハンコックとは違う,ハーヴィー・メイソンが率いるヘッドハンターズ参上なのが【ホップ・スコッチ】。 ハーヴィー・メイソンが ...
[CDレヴュー] ハーヴィー・メイソン / マーチング・イン・ザ・ストリート / MODAJI
『MARCHING IN THE STREET』の2曲目は【MODAJI】(以下【モダージ】)。 後に何度も再演されることになる,デイヴ・グルーシンの代表曲【モダージ】の初演として,不動の人気を誇る『MARCHING IN THE STREET』の【モ ...
[CDレヴュー] ハーヴィー・メイソン / マーチング・イン・ザ・ストリート / MARCHING IN THE STREET
『MARCHING IN THE STREET』の1曲目は【MARCHING IN THE STREET】(以下【マーチング・イン・ザ・ストリート】)。 【マーチング・イン・ザ・ストリート】は,タイトル通りスネアのマーチング・ドラムとファンクが合体した ...
[CDレヴュー] ハーヴィー・メイソン / マーチング・イン・ザ・ストリート
ハーヴィー・メイソンと来れば,一般的には“スーパー・ドラマー”であろう。フュージョン黎明期から常に第一線で活躍してきたセッション・ドラマーであり,参加したレコーディングは数知れず,参加したバンドにしても,ヘッドハンターズ,ヘッドハンターズ,ジェントル・ ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-41
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...
[CDレヴュー] グラント・グリーン / フィーリン・ザ・スピリット / SOMETIMES I FEEL LIKE A MOTHERLESS CHILD
『FEELIN’ THE SPIRIT』の5曲目は【SOMETIMES I FEEL LIKE A MOTHERLESS CHILD】(以下【時には母のない子のように】。 【時には母のない子のように】は,タイトル通りの「うら淋しい」夜のブルースである。 ...
[CDレヴュー] グラント・グリーン / フィーリン・ザ・スピリット / GO DOWN MOSES
『FEELIN’ THE SPIRIT』の4曲目は【GO DOWN MOSES】(以下【ゴー・ダウン・モーゼス】。 日本の○○節テイストの「♪ジャンジャンジャジャンジャン」が楽しい【ゴー・ダウン・モーゼス】での“黒ノリ”を聴いてほしい。 アメリカ田舎 ...
[CDレヴュー] グラント・グリーン / フィーリン・ザ・スピリット / NOBODY KNOWS THE TROUBLE I'VE SEEN
『FEELIN’ THE SPIRIT』の3曲目は【NOBODY KNOWS THE TROUBLE I’VE SEEN】(以下【ノーバディ・ノウズ・ザ・トラブル・アイヴ・シーン】。 なぜかソニー・ロリンズの【テネシー・ワルツ】をイメージしてしまう【ノ ...
[CDレヴュー] グラント・グリーン / フィーリン・ザ・スピリット / JOSHUA FIT DE BATTLE OB JERICHO
『FEELIN’ THE SPIRIT』の2曲目は【JOSHUA FIT DE BATTLE OB JERICO】(以下【ジェリコの戦い】。 “アーシー”なムードに【コンドルは飛んでいく】のメロディが融合した【ジェリコの戦い】のテーマ弾きがグラント・グ ...
[CDレヴュー] グラント・グリーン / フィーリン・ザ・スピリット / JUST A CLOSER WALK WITH THEE
『FEELIN’ THE SPIRIT』の1曲目は【JUST A CLOSER WALK WITH THEE】(以下【ジャスト・ア・クローサー・ウォーク・ウィズ・ジー】。 【ジャスト・ア・クローサー・ウォーク・ウィズ・ジー】は,のんびりとしたご機嫌スイ ...
[CDレヴュー] グラント・グリーン / フィーリン・ザ・スピリット
グラント・グリーンとは「B級ジャズ」を代表するギタリストである。ジャズを聴いていなかったなら,グラント・グリーンとは永遠に出会うことはなかったことだろう。 そう。グラント・グリーンを聴く楽しみは,ジャズ好きのみに“許された”特権なのである。 グラント ...
[CDレヴュー] マイケル・ブレッカー / 聖地への旅
この記事は「スーパートリビア」の「グラミー賞 ジャズ部門」との連動記事です。 「スーパートリビア」の記事で記したように,CD購入済の「グラミー・受賞作」(または「グラミー・ノミネート作」)の“お祝いレビュー”(あるいは“残念レビュー”)をUPいたしま ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / リヴァー〜ジョニ・ミッチェルへのオマージュ
この記事は「スーパートリビア」の「グラミー賞 ジャズ部門」との連動記事です。 「スーパートリビア」の記事で記したように,CD購入済の「グラミー・受賞作」(または「グラミー・ノミネート作」)の“お祝いレビュー”(あるいは“残念レビュー”)をUPいたしま ...
ハービー・ハンコック / グラミー受賞履歴
ハービー・ハンコックがやってくれました! あのケニー・Gでさえ成し得なかった,グラミー賞の「最優秀アルバム」の大受賞! → 即決「スーパートリビア」への殿堂入り! こうしてハービー・ハンコックの「グラミー受賞履歴」を眺めてみると,ハービー・ハンコック ...
第50回(2007年度)グラミー賞 ジャズ部門-NO.2
“音楽の祭典”2007年度のグラミー賞は,エイミー・ワインハウスが,最優秀レコード,最優秀楽曲,最優秀新人の主要3部門を含む5部門を受賞。カニエ・ウェストも4部門を受賞。 …と,アメリカ全土はこの両雄の話題で持ちきりかと思いきや,メディアの関心事は民主 ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-15
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-12
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-9
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-4
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...
[CDレヴュー] テレンス・ブランチャード / フロー
この記事は「スーパートリビア」の「グラミー賞 ジャズ部門」との連動記事です。 「スーパートリビア」の記事で記したように,CD購入済の「グラミー・受賞作」(または「グラミー・ノミネート作」)の“お祝いレビュー”(あるいは“残念レビュー”)をUPいたしま ...
[CDレヴュー] ウイントン・マルサリス / ウイントン・マルサリスの肖像 / WHO CAN I TURN TO(WHEN NOBODY NEEDS ME)
『WYNTON MARSALIS』の6曲目は【WHO CAN I TURN TO(WHEN NOBODY NEEDS ME)】(以下【フー・キャン・アイ・ターン・トゥ(ホエン・ノーバディ・ニーズ・ミー)】)。 何と美しいトラックなのだろう。これ程美しい ...
[CDレヴュー] ウイントン・マルサリス / ウイントン・マルサリスの肖像 / SISTER CHERYL
『WYNTON MARSALIS』の5曲目は【SISTER CHERYL】(以下【シスター・シェリル】)。 【シスター・シェリル】は,5人の高い表現力が結実したミディアム・ナンバー。特にロン・カーター&トニー・ウイリアムスが創りだすグルーヴ感はジャズ特 ...
[CDレヴュー] ウイントン・マルサリス / ウイントン・マルサリスの肖像 / RJ
『WYNTON MARSALIS』の3曲目は【RJ】。 【RJ】は最高にスリリング! 入りのユニゾンからただごとではない。あんなに速いフレーズを,トランペットでこうも完璧に吹けるものか,と度肝を抜かれたことを思い出す。 その直後,19秒から始まるアド ...
[CDレヴュー] ウイントン・マルサリス / ウイントン・マルサリスの肖像
現代のジャズ・ファン全ては,良くも悪くもウイントン・マルサリスに感謝すべきである。 ウイントン・マルサリスの登場はジャズ史におけるエポック・メイキング,時代の流れを変える衝撃だった。ウイントン・マルサリスの登場なくして,この2005年に熱い4ビートを聴 ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ / VEIN MELTER
『HEAD HUNTERS』の4曲目は【VEIN MELTER】(以下【ヴェイン・メルター】)。 【ヴェイン・メルター】は,これまでのファンク3連続から一転,全体にゆったりと時が流れるフュージョン・サウンドの名演である。 心臓の拍動にも似たビートの上 ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ / SLY
『HEAD HUNTERS』の3曲目は【SLY】(以下【スライ】)。 【スライ】こそがジャズ・ファンクだ! ハービー・ハンコックの“洗練された黒さ”を大いに楽しめる。 2分3秒から始まる,ミディアムからアップテンポへの展開は,バンド全体にスイッチが入 ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ / WATERMELON MAN
『HEAD HUNTERS』の2曲目は【WATERMELON MAN】(以下【ウォーターメロン・マン】)。 軽快なイントロの掛け声?とは裏腹に,JAZZYなサックスがファンキーに“歌う”【ウォーターメロン・マン】は“ご存じ”ハービー・ハンコック自身の代 ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ / CHAMELEON
『HEAD HUNTERS』の1曲目は【CHAMELEON】(以下【カメレオン】)。 イントロからして,いかにも,という感じの【カメレオン】に,新時代の息吹を感じた懐かしさがよみがえる。 さすがに今聴くと古くさくも思えるが,とても30年前の作品とは思え ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ
『HEAD HUNTERS』(以下『ヘッド・ハンターズ』)ほど,ジャズ・ファンから“ダメ出し”されてきたアルバムもないであろう。 『ヘッド・ハンターズ』発売時のハービー・ハンコックは,すでにジャズ・ピアニストとしての高い名声を博していた。ジャズ界の将 ...
JAZZ PIANO BEST SELECTION TOP31-2
《 ジャズにおいてピアノを究めた者はいまだかつて現れていない。 トランペットはマイルス・デイビスによって,アルト・サックスはチャーリー・パーカーによって,テナー・サックスはジョン・コルトレーンによって,それぞれ究められてしまった。 最大音域の自由と平 ...