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『DE−GA−SHOW!』の8曲目は【HANA〜FROWERS FOR YOUR HEART】(以下【花〜すべての人の心に花を】)。  喜納昌吉の【花〜すべての人の心に花を】である。「名曲の宝庫」沖縄が育んだ名曲中の名曲にフリー・ジャズの“魂”が注入され ...

『DE−GA−SHOW!』の7曲目は【FUNK】(以下【ファンク】)。  【ファンク】に唸ってしまった。林栄一と片山広明のツイン・サックスがイギリスのバクパイプのような「暴れん坊将軍」!  どちらか1人でも追いかけきれないのにソロ,ユニゾン,カウンターが2 ...

 近年の村上寛の大ヒットはドラムではなくペンである。特に村上寛自身が大ファンであろう,林栄一と片山広明による“国宝級”双頭バンド=「デ・ガ・ショー」へ寄稿したライナーノーツである。  「デ・ガ・ショー」の1st『DE−GA−SHOW!』(以下『デ・ガ・シ ...

『THE MIX DYNAMITE YU』の9曲目は【GOSPEL ’94】(以下【ゴスペル’94】)。  最初は本物のゴスペルのカヴァー曲かと思ってしまうくらいに,歌い上げ系の【ゴスペル’94】。  板橋文夫「渾身」のバラード演奏の前半で終われば,ピア ...

『THE MIX DYNAMITE YU』の7曲目は【KANPYOO】(以下【かんぴょう】)。  個人的に【かんぴょう】は片山広明によるNHK「みんなのうた」っぽいイメージが摺り込まれている。  ズッチャッ,ズッチャッ♪でテンポが倍速になるキャッチー・ナン ...

『THE MIX DYNAMITE YU』の6曲目は【TUKI−NO−WA】(以下【月の輪】)。  内省的でドラマティックな【月のリング】的な前半部と,爆発して制御不能になる【ツキノワグマ】が合体したような【月の輪】は,片山広明のオンステージである。   ...

『THE MIX DYNAMITE YU』の2曲目は【KAMINARIMON】(以下【雷門】)。  【かごめかごめ】のテーマをモジった【雷門】は「グリム童話」のような,恐ーいオチが付いてくる。それって即ち片山広明の「おどろおどろしい」テナー・サックスの登 ...

『THE MIX DYNAMITE YU』の1曲目は【DAH DAH DAH】(以下【ダダダッ】)。  【ダダダッ】は片山広明がテナー・サックスで「ダダダッダダダッダダダ,ダダッダダッダ〜ン」っと遊んでいるだけなのに,そこに板橋文夫のピアノがアクセントを ...

 管理人にとって板橋文夫は「近くて遠い」存在である。  その「近い」の真意とは,板橋文夫は管理人の愛する片山広明の盟友であり,板橋文夫は渡辺貞夫,日野皓正,森山威男のレギュラー・ピアニストの歴任者。エルヴィン・ジョーンズとも共演している“世界の板橋文夫” ...

『QUATRE』の5曲目は【HALLELUJAH】(以下【ハレルヤ】)。  「CO2」の持ち曲となった【ハレルヤ】であるが,主役を務めた林栄一と加藤崇之の抜けた「キャトル・バンド」のこじんまりとした【ハレルヤ】がじわじわ来る。これはこれで強い愛着を覚える ...

『QUATRE』の3曲目は【MARCH】(以下【マーチ】)。  【マーチ】とは行進曲のイメージ? どことなく軍隊っぽい感じでアルバート・アイラーがかっているが,テナーのロングトーンが多いので非常に聴きやすい1曲。  井野信義のアルコに呼応する芳垣安洋のマ ...

『QUATRE』の2曲目は【SOUS LE CIEL DE PARIS】(以下【パリの空の下】)。  テーマ部以外ではシャンソンの名曲【パリの空の下】と識別不能な,お洒落の雰囲気などカケラもないド・ジャズ入魂の1曲であって,ベースとドラムの担当はリズムで ...

『QUATRE』の1曲目は【FOR YOU】(以下【フォー・ユー】)。  『キャトル』のハイライトは何と!1曲目に持ってきた名バラードの【フォー・ユー】である。  板橋文夫の美しいピアノのイントロだけで全身が持って行かれるが,そこに太く暖かく鋭いテナー・サ ...

 片山広明のテナー・サックスは,深読みとか安易な決めつけを許さない奥の深さがあって「片山広明ってこんな感じだよね」と思っていると,あっさり裏切られたりする。  ピアノレス・バンドを率いてきた片山広明が,初めてピアニストを擁した「キャトル・バンド」がそうだ ...

『TOKAI』の6曲目は【HALLELUJAH】(以下【ハレルヤ】)。  美メロにして壮大なスケール感が会場全体を覆う【ハレルヤ】に感動する。  ソフトなバラードではなく,全身全霊・全力で厳しく吹き切るバラードとしての【ハレルヤ】に,思わず拳が挙がってし ...

『TOKAI』の2曲目は【UNITE】(以下【ユナイト】)。  【ユナイト】は「CO2」の祭囃子である。「踊れ踊れの大合奏」である。  ロングトーンのテナーとアルトのバックでテーマを上げ下げする笛の主は加藤崇之の“ド変態ギター”。  「酔っ払いの歌声」の ...

『TOKAI』の1曲目は【MONDAY NIGHT】(以下【マンデイ・ナイト】)。  【マンデイ・ナイト】は「ボッ,ボッ,ボッ,ボッ」というベースの試奏にパーカッションが反応し,サックスもチューニングがてらで試奏に加わる開始59秒間のアイドリングの時点で ...

 テナー・サックスの片山広明とアルト・サックスの林栄一の「変態系2トップ」がフロントを務める「CO2」であるが「CO2」の真の主役はスーパー・ヒーロー・ツイン・サックスではなく加藤崇之の“七色ギター”である。  尤も加藤崇之が前面に出ているわけではない。 ...

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