[CDレヴュー] アル・ヘイグ／アル・ヘイグ・カルテット／ YOU STEPPED OUT OF A DREAM

2008年06月13日 23:00

『ＡＬ　ＨＡＩＧ　ＱＵＡＲＴＥＴ』の４曲目は【ＹＯＵ　ＳＴＥＰＰＥＤ　ＯＵＴ　ＯＦ　Ａ　ＤＲＥＡＭ】（以下【夢からさめて】）。　【夢からさめて】でのアル・ヘイグのジャズ・ピアノは，前後に押したり引いたり，左右にいなしたりの凄テクで聴く者の心を揺さぶりつ ...

[CDレヴュー] アル・ヘイグ／アル・ヘイグ・カルテット／ YOU GO TO MY HEAD

2008年06月12日 23:00

『ＡＬ　ＨＡＩＧ　ＱＵＡＲＴＥＴ』の３曲目は【ＹＯＵ　ＧＯ　ＴＯ　ＭＹ　ＨＥＡＤ】（以下【ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド】）。　アル・ヘイグに限ったことではないが，概ね，バップ期の録音はダイナミックレンジはない。だからといって中域が豊かでもない。バスド ...

2008年06月11日 23:00

『ＡＬ　ＨＡＩＧ　ＱＵＡＲＴＥＴ』の２曲目は【ＴＥＡ　ＦＯＲ　ＴＷＯ】（以下【二人でお茶を】）。　あの爆走するバド・パウエルの【二人でお茶を】を聴き込んだ身としては，アル・ヘイグの【二人でお茶を】が気持ち良く感じられる。　尤も，アル・ヘイグの【二人で ...

2008年06月10日 23:00

『ＡＬ　ＨＡＩＧ　ＱＵＡＲＴＥＴ』の１曲目は【ＳＷＥＥＴ　ＬＯＲＲＡＩＮＥ】（以下【スイート・ロレイン】）。　イントロのあたま７秒間のアル・ヘイグのピアノ・ソロからして「これから軽快にバウンスするぞ」の雰囲気アリアリの１曲であるが，この全ては「演出家」 ...

2008年06月09日 23:00

　「白人バップ・ピアニスト」の最高峰，それがアル・ヘイグである。この言葉はジャズ・ピアノの通説であり，この言葉に異論などない。　それなのに実際のアル・ヘイグの評価が余りにも低い。バド・パウエル，セロニアス・モンクに次ぐ，バップ・ピアニストの３番手をアー ...

2006年09月22日 23:01

『ＮＯＷ’Ｓ　ＴＨＥ　ＴＩＭＥ』の６曲目は【ＣＯＳＭＩＣ　ＲＡＹＳ（ＡＬＴＥＲＮＡＴＥ　ＴＡＫＥ）】（以下【コズミック・レイズ（別テイク）】）。　【コズミック・レイズ（別テイク）】も，本テイクとはガラリと雰囲気が変わっている。２度と同じ演奏はしない，チ ...

2006年09月22日 23:00

『ＮＯＷ’Ｓ　ＴＨＥ　ＴＩＭＥ』の５曲目は【ＣＯＳＭＩＣ　ＲＡＹＳ】（以下【コズミック・レイズ】）。　ミディアム・ブルースの【コズミック・レイズ】は，珍しくサイドメンにスポットが当てられている。　無論，聴き所はチャーリー・パーカーのアルト・ソロが一番で ...

2006年09月21日 23:01

『ＮＯＷ’Ｓ　ＴＨＥ　ＴＩＭＥ』の４曲目は【ＫＩＭ（ＡＬＴＥＲＮＡＴＥ　ＴＡＫＥ）】（以下【キム（別テイク）】）。　【キム】も【キム（別テイク）】も，演奏時間はピッタリ３分１秒！　同じ演奏時間であるにもかかわらず，演奏内容は明らかに異なっている。これぞ ...

2006年09月21日 23:00

『ＮＯＷ’Ｓ　ＴＨＥ　ＴＩＭＥ』の３曲目は【ＫＩＭ】（以下【キム】）。　【キム】は【アイ・ガット・リズム】のコード進行に基づいて作られたそうだ。そう言われてみれば確かにそんな気がしないでもないが，言われなければ一生気付かなかった？　そう。【キム】は， ...

2006年09月20日 23:00

『ＮＯＷ’Ｓ　ＴＨＥ　ＴＩＭＥ』の２曲目は【ＬＡＩＲＤ　ＢＡＩＲＤ】（以下【レアード・ベアード】）。　【レアード・ベアード】は，韻を踏んだ曲名と同じく，韻を踏んだ演奏（語尾のキメ・フレーズの繰り返し）が素晴らしい。　【レアード・ベアード】には“例の”高 ...

2006年09月19日 23:00

『ＮＯＷ’Ｓ　ＴＨＥ　ＴＩＭＥ』の１曲目は【ＴＨＥ　ＳＯＮＧ　ＩＳ　ＹＯＵ】（以下【ザ・ソング・イズ・ユー】）。　【ザ・ソング・イズ・ユー】は，あれよあれよという間に，人混みをかき分けて，一人遠くでニヤリと振り返る…。　そんな？“身のこなしの軽い”チャ ...

2006年09月18日 23:00

　「弟子から師に入る」。このような“ことわざ”などないのだが，管理人にとってチャーリー・パーカーは「そう呼ばざるを得ない」存在である。　渡辺貞夫を通してパーカー・フレーズに接していたので“本物のパーカー節”を初めて耳にした時，正直「なんだ，ナベサダじゃ ...