日本の夏の風物詩「セレクト・ライブ・アンダー・ザ・スカイ」の10周年を記念した特別プログラムのライブ盤が『TRIBUTE TO JOHN COLTRANE − SELECT LIVE UNDER THE SKY ’87 10TH SPECIAL』(以下 ...
[CDレヴュー] VARIOUS ARTISTS / ハヴァナ・ジャム II
キューバのハヴァナという共産圏で行われた初めてのジャズ・フェスティバルとして語られることの多いハヴァナ・ジャムであるが,そもそもハヴァナ・ジャムとはCBSのジャズ部門が企画したヨーロッパはモントルー・ジャズ・フェスティバル出演のためのライブ・イベントの ...
[CDレヴュー] VARIOUS ARTISTS / ハヴァナ・ジャム I
「VARIOUS ARTISTS:(国内・海外)企画盤批評」も手持ちのオムニバス系,ラジオ局系,ジャズ雑誌系,レーベル系のUPが終わって,これからイベント系の連載が続くつもりで気合を入れて整理しようと思ったら,アレレ? VARIOUS ARTISTSが ...
[CDレヴュー] ジョー・ザビヌル / 75〜ラスト・バースデイ・ライヴ!
この記事は「スーパートリビア」の「グラミー賞 ジャズ部門」との連動記事です。 「スーパートリビア」の記事で記したように,CD購入済の「グラミー・受賞作」(または「グラミー・ノミネート作」)の“お祝いレビュー”(あるいは“残念レビュー”)をUPいたしま ...
[DVDレヴュー] マイルス・デイビス / PLAY IT COOL
今でこそジャズCDもアルバム1枚での,トータル・コーディネイトの統一感,が重視されているが,その昔のブルーノートやらコンテンポラリーやらサヴォイやらの名盤の多くは,切り貼りだらけの折衷盤であった。 「おいおい,なんでこんなに録音日もメンバーも音質もバラ ...
[DVDレヴュー] ウェザー・リポート / LIVE BERLIN
『LIVE BERLIN』は,初期ウェザー・リポートの“超お宝”ライブDVD。 この時期の映像作品はほとんど皆無。なのに超高画質。しかも抜群のカメラワーク。このテープの存在は衝撃。『LIVE BERLIN』をブートと承知で“最高級の貴重品”と言い切って ...
[DVDレヴュー] ウェザー・リポート / LIVE IN MONTREUX
ウェザー・リポートのライブDVD=『LIVE IN MONTREUX』は“最高なのに最悪”なDVDである。 何が最高かって? 『LIVE IN MONTREUX』のウェザー・リポートはバンドの“成長期”に当たっている。ライブ・バンドであったウェザー・ ...
[DVDレヴュー] ウェザー・リポート / WEATHER REPORT IN JAPAN - DOMINO THEORY LIVE IN TOKYO 1984
『WEATHER REPORT IN JAPAN − DOMINO THEORY LIVE IN TOKYO 1984』は,1984年の『ドミノ・セオリー』ツアーの東京公演ライブ。過去にLDとしてオフィシャル発売されていた,ウェザー・リポート唯一の“公 ...
[DVDレヴュー] ウェイン・ショーター/ミシェル・ペトルチアーニ/スタンリー・クラーク/レニー・ホワイト / マンハッタン・プロジェクト
ドラムのレニー・ホワイトを中心に集まったのはテナー&ソプラノ・サックスのウェイン・ショーター,ピアノのミシェル・ペトルチアーニ,ベースのスタンリー・クラーク。 どうですか? この超豪華メンバー! これぞ『THE MANHATTAN PROJECT』(以 ...
[CDレヴュー] ウェイン・ショーター / ウェイニング・モーメンツ / ALL OR NOTHING AT ALL
『WAYNING MOMENTS』の7曲目は【ALL OR NOTHING AT ALL】(以下【オール・オア・ナッシング・アット・オール】)。 『WAYNING MOMENTS』の【オール・オア・ナッシング・アット・オール】を初めて聴いた時,直感的に ...
[CDレヴュー] ウェイン・ショーター / ウェイニング・モーメンツ / DEAD END
『WAYNING MOMENTS』の4曲目は【DEAD END】(以下【デッド・エンド】)。 【デッド・エンド】は,ウェイン・ショーターとフレディ・ハバードによるダイナミックな掛け合いが聴き所である。 ウェイン・ショーターのテナー・サックスが,高速ノン ...
[CDレヴュー] ウェイン・ショーター / ウェイニング・モーメンツ / MOON OF MANAKOORA
『WAYNING MOMENTS』の3曲目は【MOON OF MANKOORA】(以下【ムーン・オブ・マナコウラ】)。 【ムーン・オブ・マナコウラ】で聴かせる流ちょうなフレージングは,後に異彩を放つようになる前のジャズの本流を行くかのような,貴重なウェ ...
[CDレヴュー] ウェイン・ショーター / ウェイニング・モーメンツ / DEVIL'S ISLAND
『WAYNING MOMENTS』の2曲目は【DEVIL’S ISLAND】(以下【デヴィルズ・アイランド】)。 叙情的なユニゾンから始まる【デヴィルズ・アイランド】であるが,上質のミディアム・ナンバーであって,聴いているだけで“思わず膝が動く”推進力 ...
[CDレヴュー] ウェイン・ショーター / ウェイニング・モーメンツ / BLACK ORPHEUS
『WAYNING MOMENTS』の1曲目は【BLACK ORPHEUS】(以下【ブラック・オルフェ】)。 【ブラック・オルフェ】は,聴き所満載トラック。 個人的にはイントロから攻めてくるエディ・ヒギンズのピアノが実に気になる。 個人的には大好きなV ...
[CDレヴュー] ウェイン・ショーター / ウェイニング・モーメンツ
管理人の一番大好きなウェイン・ショーター,それはウェザー・リポートのウェイン・ショーターである。 あぁ,青春のウェザー・リポート,あぁ,青春のウェイン・ショーター…。 大人買いができるようになってからはウェイン・ショーターのCDを集めている。だからマ ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / リヴァー〜ジョニ・ミッチェルへのオマージュ
この記事は「スーパートリビア」の「グラミー賞 ジャズ部門」との連動記事です。 「スーパートリビア」の記事で記したように,CD購入済の「グラミー・受賞作」(または「グラミー・ノミネート作」)の“お祝いレビュー”(あるいは“残念レビュー”)をUPいたしま ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-20
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...
[CDレヴュー] 佐藤 允彦 / ランドゥーガ〜セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ '90 / SEEDING DOWN
『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の7曲目は【SEEDING DOWN】(以下【稲が種あよー】)。 ラストの【稲が種あよー】は,熱風が続いたライブをクールダウンさせてくれる「島唄」をモチーフとした楽曲とのこと ...
[CDレヴュー] 佐藤 允彦 / ランドゥーガ〜セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ '90 / USSAN-UTPOPO
『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の6曲目は【USSAN−UTPOPO】(以下【鬱散・うっぽぽ】)。 【鬱散・うっぽぽ】のリフとリズムは,誰がどう聴いても,ランドゥーガによる「阿波おどり」であろう。 とにか ...
[CDレヴュー] 佐藤 允彦 / ランドゥーガ〜セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ '90 / WELL DIGGER'S SONG
『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の4曲目は【WELL DIGGER’S SONG】(以下【井戸替え唄】)。 コール&レスポンスと来ればゴスペル,ブルース,ジャズ,ソウルといったアフリカ系アメリカンの黒人音楽 ...
[CDレヴュー] 佐藤 允彦 / ランドゥーガ〜セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ '90 / SUTEMARU
『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の3曲目は【SUTEMARU】(以下【捨丸囃子】)。 【捨丸囃子】は「伊予万歳」で歌われる「豊年踊り」のメロディーを引用し,祭り囃子を想起させるリズムと錯綜させることによって ...
[CDレヴュー] 佐藤 允彦 / ランドゥーガ〜セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ '90 / THE KING BEHIND THE MASK
『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の2曲目は【THE KING BEHIND THE MASK】(以下【陵王伝】)。 【陵王伝】は,ソプラノ・サックスを笙に見立てた「雅楽」フュージョン。 真にウェイン・ショー ...
[CDレヴュー] 佐藤 允彦 / ランドゥーガ〜セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ '90 / SEINE DRAGGING SONG
『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の1曲目は【SEINE DRAGGING SONG】(以下【磯浦網引き唄】)。 以前に佐藤允彦の解説を聞いたことがあるのだが【磯浦網引き唄】は,日本民謡の【江差追分】をモチー ...
[CDレヴュー] 佐藤 允彦 / ランドゥーガ〜セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ '90
キーボードの佐藤允彦,ソプラノ・サックスのウェイン・ショーター,アルト・サックスの梅津和時,テナー・サックスの峰厚介,トロンボーンのレイ・アンダーソン,ギターの土方隆行,ベースの岡沢章,ドラムのアレックス・アクーニャ,パーカッションの高田みどりとナナ・ ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-7
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...
[CDレヴュー] ウェイン・ショーター / ビヨンド・ザ・サウンド・バリアー
この記事は「スーパートリビア」の「グラミー賞 ジャズ部門」との連動記事です。 「スーパートリビア」の記事で記したように,CD購入済の「グラミー・受賞作」(または「グラミー・ノミネート作」)の“お祝いレビュー”(あるいは“残念レビュー”)をUPいたしま ...
第48回(2005年度)グラミー賞 ジャズ部門-NO.2
“音楽の祭典”2005年度のグラミー賞は,復活を果たした“マライア・キャリーのための”グラミー賞と言われていましたが,残念だったようで…。U2の方は…。 ん? ジャズ/フュージョン以外はどうでもよかったですね。 早速「アドリブログ」の本丸『FIELD ...
[CDレヴュー] ウェザー・リポート / ジス・イズ・ジズ / CHINA BLUES
『THIS IS THIS』の8曲目は【CHINA BLUES】(以下【チャイナ・ブルース】)。 ウェザー・リポートのファイナル・トラックである【チャイナ・ブルース】は“蛍の光”! 別にこじつけでも後付けでもない。音が「サヨナラ」を告げている。 ジョ ...
[CDレヴュー] ウェザー・リポート / ジス・イズ・ジズ / UPDATE
『THIS IS THIS』の7曲目は【UPDATE】(以下【アップデイト】)。 【アップデイト】は,ジョー・ザビヌルのワンマンショーもどき! 【アップデイト】における他のメンバーのパートはジョー・ザビヌルの「欲求」を埋めるだけの意味しかない! ここに ...
[CDレヴュー] ウェザー・リポート / ジス・イズ・ジズ / CONSEQUNTLY
『THIS IS THIS』の6曲目は【CONSEQUENTLY】(以下【コンセクエントリー】)。 【コンセクエントリー】はビクター・ベイリーの自作自演。ほぼベース・オンリー。 “ベーシスト”ビクター・ベイリーがスローなベースでドラマを演出している。“ ...
[CDレヴュー] ウェザー・リポート / ジス・イズ・ジズ / MAN WITH THE COPPER FINGER
『THIS IS THIS』の5曲目は【MAN WITH THE COPPER FINGER】(【マン・ウィズ・ザ・コパー・フィンガーズ】)。 【マン・ウィズ・ザ・コパー・フィンガーズ】の主役はカルロス・サンタナであり,ジャズ/フュージョンともロックと ...
[CDレヴュー] ウェザー・リポート / ジス・イズ・ジズ / JUNGLE STUFF, PART 1
『THIS IS THIS』の4曲目は【JUNGLE STUFF, PART Ⅰ】(以下【ジャングル・スタッフ パート Ⅰ】)。 【ジャングル・スタッフ パート Ⅰ】は,2曲目【フェイス・ザ・ファイアー】と比較すると,少しばかり“都会寄り”のアフリカン ...
[CDレヴュー] ウェザー・リポート / ジス・イズ・ジズ / I'LL NEVER FORGET YOU
『THIS IS THIS』の3曲目は【I’LL NEVER FORGET YOU(DEDIEATED TO THE MEMORY OF MY PARENTS)】(以下【アイル・ネバー・フォアゲット・ユー】)。 【アイル・ネバー・フォアゲット・ユー】は ...
[CDレヴュー] ウェザー・リポート / ジス・イズ・ジズ / FACE THE FIRE
『THIS IS THIS』の2曲目は【FACE THE FIRE】(以下【フェイス・ザ・ファイアー】)。 ヴォイスの導入によって新境地を開拓しようと試みた,ジャコ・パストリアス脱退後のウェザー・リポート。 しかし,この最終作【フェイス・ザ・ファイアー ...
[CDレヴュー] ウェザー・リポート / ジス・イズ・ジズ / THIS IS THIS
『THIS IS THIS』の1曲目は【THIS IS THIS】(【ジス・イズ・ジス】)。 【ジス・イズ・ジス】は,最強のジャズ・コンボが贈るバリバリのロック・チューン! ジョー・ザビヌルのキーボードが乗りまくっていて“華やか”だ。バンド全員がただた ...
[CDレヴュー] ウェザー・リポート / ジス・イズ・ジズ
音楽の世界にバンドの解散やメンバーの脱退はツキモノ。終了直前の音源を聴くと「あぁ,やっぱりな」と,もろ音に出ていることも少なくない。しかし中には「何でこれが解散なの? 今までで最高の出来なのに」と思えるものもある。 ウェザー・リポートの最終作である『 ...